午前五時 朝目覚めれて あさぼらけの頃家をでる 見上げると満月🌕 東のそらは白け出す 急に冷え込み 雪の便りも ちらほらと 三年寝太郎の身体は リトマス紙のようで “静かな静かな田舎から 来ていますから” 大太鼓が響き出す 大祝詞を 奏上して 大海原へ それでいい 浮世雲拝
今ここに居ると言う事 あさぼらけの中 家を出る 着いた頃には夜が明ける 変わらぬ景色にホッとする 馴染みのばあちゃん達が周りを 囲む “ひっさし振りやねー” 三年三か月 ばあちゃん達は 変わらず元気 朝拝が始まる 美しい所作に見惚れ いつしか時は流れている それでいい 浮世雲拝