12/16-1 会社経営の難しさを痛感している時期であったこともあり、妹もそれをわかっていたのだろう、Mさんと共に暮らし始めてから三年ほどの間、私の元に妹から連絡をしてくることはなかった。きっとうまく行っているのだろう。そう信じて疑わなかった。
12/15-1 りょうと決別した妹は、Mさんと共に暮らすようになり、ひっそりと籍も入れた。私は妹の亭主となったMさんとはこれまで一度も会っていない。これからも多分、一度も会うことはないだろうと覚悟していた。人嫌いのMさんだが、妹のことだけは違ったようだ。