人間は個を重んじることが高級な生きものの在り方と捉え、他者や共同体への愛着を捨て、自分の生存にしか関心を持てなくなってしまったこと、結果「哀れな生物」と化してしまったこと 一つ一つの言葉に、行動に、人間関係に心を込める「面倒」の価値を知ることで人間としての高貴さ見つける必要がある
大震災からの教訓 ─人々の命を奪ったのは地震でも火災でもなく物欲だった 仁平千香子さんの言葉 現代は欲が減ったのではなく、欲望の対象が変わっただけであり、変わらず欲に支配されて死んでしまう人は後を絶たない 内側を輝かせれば自分を取り巻く外側も輝いて見える。外側よりも内側を見直す
日本人は幸福から遠ざかる生き方を選び、その自然な流れとして自殺者や生命力に欠ける日本人を増やしているのでしょう ものが溢れれば溢れるほど、選ぶ自由が増えれば増えるほど、人は自らを幸福にする術を手放してしまう癖があることを歴史は伝えてくれます 幸福の種は内側を輝かせると見つかる
故郷を忘れた日本人へ これを読んでいると日本の伝統や故郷の感覚を失ったことがどれほど大きな損失だったのかがわかる 今からでもかつても日本の歴史を掘り起こして、伝統と歴史とつながった生活が出来る場をよみがえらすことはできないだろうか? 同じく日本の故郷を取り戻したいと思う人を求む
言葉は人を生かしも殺しもする。日本人は昔から言霊といって言葉の力を畏れ、不要な発言を慎む人種であった、だから今でも国際会議で日本人は主張が弱い、そんな話を耳にする。しかし言霊信仰のある国であったことを疑うほど今の日本は攻撃的な言葉で溢れている 日本語は攻撃的な言葉が少ないのに
私欲を優先しながら家族を持つことはできない 損得勘定が家族の基準にも影響を与えている現代は異常な社会である 現代人の生活が意識している以上に損得勘定に支配されてはいないだろうか。これを考えれている人たちはどれほどいるだろうか? 現代の人々の病理は気づかないだけで相当根深いと思う