作品社/ロバート・クーヴァー=著/上岡信雄・馬籠清子=訳『ゴーストタウン』http://www.sakuhinsha.com/oversea/26238.html 水声社/マリオ・レブレーロ=著/寺尾隆吉=訳『場所』 http://www.suiseisha.net/blog/?p=6896 上記2冊を入手。レブレーロ作品は初めて読むので楽しみ。
作品社/ロバート・クーヴァー/上岡伸雄・馬籠清子=訳『ゴーストタウン』話。特定分野における既成概念を露呈させ、おもちゃにするクーヴァーの得意技が西部劇で炸裂。定番の登場人物や舞台を持ちだし、格好よくなり切れない滑稽なカウボーイを活写したり挑発的にお約束を転倒させる悪戯心が楽しい。
ロバート・クーヴァー『ゴーストタウン』が作品社さんより近刊予定とか。これは楽しみ。この人も作品ごと実験的な手法をとり入れるので、読むまでどんな小説か予想できない。共通性を探るならパロディやブラックジョークを活用した悪ふざけが鍵になるか。2016年刊行『ようこそ、映画館へ』も快作。