『週刊金曜日』7月28日号で、8月11日公開の映画『アウシュヴィッツの生還者』をレビュー。バリー・レヴィンソン監督といえば、私にとっては何よりも『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』(1997、米)。湾岸戦争への世論誘導に、エセ難民少女等を仕掛けた戦争広告代理店を諷刺する必見ドラマ。
『週刊金曜日』7月14日号で、映画『サントメール ある被告』(2022、仏)を解題しています。特集がマイナカード返納のすすめで、時事通信社の「同期」でもあるジャーナリストの明石昇二郎(敬称つけると他人行儀でかえって変)の署名。フリーランス仲間の良い仕事を見るのは、いつも良い刺激。
YouTubeで目についた米国映画『ジョナサン -ふたつの顔の男-』(2018)。プロットを調べた途端『殺す者と殺される者』を想起。米国ミステリ作家ヘレン・マクロイの1957年長編だ。映画データに原案などの言及はないが、ミステリファンが指摘してよさそうなもの。私が知らないだけ?
発売中『週刊金曜日』7月7日号に、映画『大いなる自由』のレビューを書いています。『GINZA』誌の取材に、監督が影響を受けた作品として『蜘蛛女のキス』(1985、ブラジル≂米)を挙げていて「!!」。たしかに私も連想させられたことを、突然思いだしました。1980年代ゲイ映画の名作。