“私”の人生を俯瞰し、観測しているのは自分以外にもいるらしい。それは親兄弟や友達、恋人たちかもしれないが、言葉もそうみたい。言葉サイドで発した人を記録し、観測しているなら、“嫌い”って言葉の記録書に、私の名前がたくさん載ってる気がする。“嫌い”さんに目つけられてるかも。
すごく好きだったのにーーー!ばかー!って叫びたいよね。 失恋が生成するエネルギーで、若い女の子ならどこまででも飛んでいける。 何故か失恋ではエネルギーを作り出せなくなった私たちいい大人は、この遣る瀬無さを静かに消化していく。プラマイゼロ。なんだったんだ…いや、何もなかったのか…?
好きになった人に振られてさ、その人の悪口言っちゃうのってさ、めちゃエゴだよね。めちゃエゴ。でも止まんないよね。もう言いまくっちゃうよね。すっきりした後すごい悲しくなるね。 でもそれでいいと思うよ。自分の方が大事に決まってるじゃん、一生の付き合いなんだから。
恋をした。それも沼に。 今はコミュニケーションツールが本当にたくさんあって。 だからこそ距離を感じる。 私の思うことがもしも君に伝わるのなら この振動がそっちへいくのなら こんな日を過ごさずに済むのに。 税金払えってカンジ。想われ税。
非常に恐ろしいことではあるが、 文章を書くことによって、恋をする気持ちが持続しているような錯覚を起こす。 もう今更、好きだとかなんだとかはない。 だけど、愛してるフリはどんどん上手くなる。 文字にすることによって、整理以上に何か付加価値を付けようとしてしまうのか。
自分が恋の真っ只中にいる時、恋愛ドラマって少しも見たいと思わなくて。もう苦しくて苦しくて仕方がないし、好きで好きで堪らない気持ちはお腹いっぱい。恋愛ドラマが見たい時って、若いか枯れたか結婚したか。まずいなあ…
「秋風トールサイズで、エクストラキュンキュンでお願いします。」 東京でお召し上がりですか? ¥0でーーーーす! 秋、来てますね。焦がれるような恋の季節がきた。
みなさん”会いたいと言えたらどんなにいいか”なんてドラマ的なことを思ったことはありますか。 あるでしょう、あるでしょう。 そういうときはそのまま「会いたいって言えたらどんなにいいだろ」と、言っちゃう。それだったら案外言えちゃったりする。 だから言う。わたし言っちゃう。
書いてることの元ネタは恋愛が100%です。そうです、恋愛至上主義です。 頭が良かったら、哲学の話とか音楽について、なんて書いてたと思うけど 脳みそがナポレオンパイの私には、彼を野菜やら花に例えるしかないんですね。 あゝなんと単純な生き物よ。 恋をすると、単純になるということです。
私の“愛してる”は16,000Hzだったので、彼には届かなかった。 だけど私はこの800Hzの可愛くない声で会いたいとは言えない。 瑞々しいおもちゃに大して興味のなくなった君には、蝉の声しか届かない。 蝉が代わりに叫んでくれたら。命の限り叫んでくれたら。私も7日で君をあきらめよう
店の外で彼は電話をしていたようだった。 当然、何を話しているかまでは分からない。 ただ私には決して言わない言葉が一つだけ聞こえてきた。 バイバイ、と言ったのだ。 またすぐに会える“バイバイ”を。彼女に言ったのだ。
彼が、彼女が、もしもこの投稿を見たらなんというだろう。 そのころ彼はいくつになっているだろう。 みんなそんなこと思いながら書くんですかね。 そうだとしたら、やっぱり、本人に伝えたいってことですよね。 好きなのね。分かるわよ。
女が下着を選んでいる瞬間というのは 最高にエロティックで楽しい時間だ ペディキュア 直して 香水選んで。 今はなんの意味もなくて ずっと泣けなかったのに突然泣けてくる瞬間くるわよね よりによってペデュキュア塗り直したりしてる、みたいな どうでもいいときにさ
「君が好きだから恋人になって」「私は好きじゃないの、だからごめんなさい」なんて、そんな失恋はあまりない。なんとなく会わなくなって それとなく逸らされて うっすらうっすら消えてゆく。恋にピリオドが打たれるのはそのずっと後で。彼を思い出す回数が減ったと気付いた瞬間、そんな気がする。
送り出した100円は私の元に帰ってくる 他人が忘れ 置き去りにされた彼奴等もチェック 警備員は懐に金を入れ平和を守り ロッカーは奴を人質に私の一部を預かる エロティシズムは汗と共に冷えていった 雲の明るい昼下がり 煙草の火をつけると 風が通り抜けた 羽毛布団はもう蔵わないと
愛は何Hzだろう。 あなたが愛していると囁くとき あなたが彼の言葉にうんざりしたとき あなたがつい浮気をしてしまったとき 愛にも周波数があるはずで。 届いたり 同調したり 心地良かったり 不快だったり 逃げたくなったり もし数値が可視化されたなら、運命の出逢いは容易いだろうか?
“好きなものをちょっとずつ” が贅だというのは “いろんな好きなものを少しずつ食べる” ではなく “本当に好きなものを少しずつ食べる” 方です 君を蝕んでゆきます