ある「ぎっくり腰」のケース
こんにちは
ホメオパスのゆっこです。
今回は、ぎっくり腰のケースについてです。
先日、50代の女性のクライアントから
「ぎっくり腰のレメディーを知りたい」
と相談がありました。
ぎっくり腰には
・損傷の Arn. アーニカ
・大きな関節に Rhus-t. ラストックス
・小さな関節に Ruta ルータ
などが王道レメディーです。
このクライアントは、ホメオパシー歴10年以上。
何度も腰の「ピキッ」を経験していて、
そのたびにこれらのレメディーを使っていました。
ですが今回、あまり反応がないとのこと。
ホメオパシーは症状からレメディーを選びますが、
症状以外にも大事な要素があります。
その一つが「症状を起こしたきっかけ」です。
症状が、どんなきっかけで起こったか、
どんな出来事のあとに起こったか、
という要素がレメディー選びをかなり楽にします。
この「症状を起こしたきっかけ」を
ホメオパシー用語でイーチオロジーといいます。
どのレメディーにしようか迷うとき、
イーチオロジーは大事な選別の基準になります。
このクライアントの
『ぎっくり腰になる前の出来事』を確認して
提案したのは、 Staph. スタフィサグリア。
36基本キットにもあるレメディーです。
これがバッチリ合いました。
いつもよりひどい痛みだったそうですが、
レメディーをとってしばらく横になっていたら、
起きたときには腰が軽くなっていたそうです。
はじめの痛みを10だとしたら、
レメディー後は2~1だったとか。
あ、痛みが減っても肉体のダメージはあるので、
Arn. や必要なレメディーはとってくださいね!
Staph. はヒエンソウという植物のレメディーで、
キーワードは「抑圧された感情」。
このクライアントはギックリ腰になる前、
かなり腹が立つ出来事があったけれど表現できず、
悶々と抱えた状態だったそうです。
ある症状に合うレメディーが
いつでも誰でも同じとは限りません。
だからホメオパシーにおいては
病名自体はあまり重要ではないんです。
わたしが note でレメディーの説明をするとき、
特徴を印象づけるために、
あえて王道レメディー化しています。
でも、レメディーって守備範囲が広いんです。
症状に対して王道レメディーが合わないとき、
「症状が出る前に何があったか」を調べると、
合うレメディーが出てくるかもしれません。
ということでぎっくり腰には、
まずは Arn. 、Rhus-t. 、Ruta などをとる。
それでピンとこないときは、
イーチオロジーを考えてみましょう。
迷ったときは、ホメオパスに相談してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今日も動物さんといい氣分な一日を♪
こおろぎ ゆきこ
Holistic Room はしわたし/
日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安(ようてい・くっちゃん)