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Netflix『0.5の男』感想。地味だが段々アツい。

Netflixで『0.5の男』完走。
2023年wowowの連続ドラマ。全5話。
監督:沖田修一(『キツツキと雨』『横道世之介』『子供はわかってあげない』)

大好きな方の沖田修一作品だった!

【あらすじ】
松田龍平主演×#沖田修一 監督!雅治、40歳・ひきこもり。〈2.5世帯〉暮らしによって外の世界へ放り出された男が少しずつ変わってゆく。笑って泣ける新時代の家族ドラマ(wowow公式)

【感想】
●全5話という短い話数の中で沖田監督の静かな演出がゆっくりと積み重なっていく。最初はちょっと物足りない?くらいの静けさから、少しずつ少しずつ物語の芯が現れていってゾクゾクさせられるこの感じ、大好き。

●松田龍平は言うに及ばず(というか最初は俳優イメージが少し邪魔になる位)このドラマは子役がすごい。

●龍平の姪っ子・中学生の#塩谷恵麻 を演じる白鳥玉季。彼女はもうあちこちで有名だけど、今回も泣かせる!

(学校に馴染めないこの役を観て思い出し思わず再見しちゃったのはNHK『ユーミンストーリーズ』の『春よ来い』。見返したらこっちはガチでいじめられっ子のすごくシンドい役だった。だからこその最後のとあるシーンが忘れられない。彼女は、次世代を担うよ。蒔田彩珠を最初に観た頃を思い出した)

●5歳児の元気な男の子、松田龍平の甥っ子・塩谷蓮を演じる#加藤矢紘 クン、こんなナチュラルな保育園児役は今まで観たことがない。演技がナチュラルなだけじゃなくて、彼が同居家族と接するその空気感こそが、このドラマの味を決定付けているんじゃないかと思う位。

●エンディングが毎回毎回すごくて(ちゃんとエンディング用に仕掛けを考えて撮られていて、ちょっとメタ的)保育園イベントの時とか最終回とかもはや驚愕レベル。エンディング賞をあげたい。

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