アファメーション考
4月1日は牡羊座の新月でした。お気づきの方もいるかもしれませんが、1日にアップしようと思っていたのに、寝かしてしまいました。。。
さて、新月といえば、アファメーション(なりたい自分になるための、肯定的な自己暗示)をする人も多いのでは?
ライターという職業柄、いろいろな方に話を聞く機会があり、なさっている方がけっこうおられて、よく勧められます。一、二度試したことはありますが、続きませんでした。
だって、効果を実感できないんだもの。
アファメーションしている方がおっしゃるには、ノートに願いを書き付けたら執着せず、叶わなければそれまで、と手放すそう。
えっ? 願いを叶えるためにやっているのに、叶わなければそれまでなの? なんなことを思うから、よけいに叶わないのかもしれません。
でね、このあいだ、ホロスコープの勉強会(はい、ホロスコープの勉強中なんです。この話は、また次回)で、アファメーションをして理想の男性と結婚したという人の話を聞く機会がありましたよ。ざっくばらんな会だったのをいいことに、あれこれ伺ったところ、叶いそうな兆しも見られないまま、2年間続けたのだとか。すごい!
でね、その会で、別の人がこんなようなことを言いました。
「思うことと、言うことと、やることが一致していれば、願いは叶う(意訳)」。
よく考えてみれば、いや考えなくても、そりゃあ、そうかもだよ。だって、そうでしょう、ねぇ。
でね、気づいたの。
わたしはパートナーがほしいと口では言いながら、「男なんかできたら、時間とエネルギーを盗られる」と心のどこかで思っていたことに。
そう、わたしは案外、好きな人には尽くすタイプ。だからパートナーがいると、自分のことに集中できなくなっちゃうという恐れが実現を遠ざけていたのでは、と思い至ったわけです。
周りからも、「ほんとうに、ほしいと思ってる?」とよく言われますしね。
そこで、「わたしの邪魔をしない、なんなら応援してくれる、見た目が好みのパートナー」を神様にオーダー。これなら、ええじゃろ!
でもね、自分のことにばかりかまけているのも、飽きてきたというか、むなしいわけですよ。やっぱり人は、誰かのために生きたほうがエネルギーが湧いてくるというものでしょう。ということは、このオーダーで、わたしは幸せになれるんだろうか。
(いろいろな意味で)面倒な男を好きになってきたし、そういう男にかまけているとき、幸せだと感じる瞬間も多かった。そこで訂正。
「お互いに自立していて、ごはんをおいしく食べられて、一緒にいると笑う時間が多くて、ひとりではどうにもできないことは支え合えるパートナー」。
うんうん、いいね!
あれ? でもよく考えると、これ、友だちだよね? 友だちの中にこういうひと、いるよね? ということは、みんなのいうとおり、わたしはパートナーを欲しているのだろうか。。。
わたしには、わたしのほんとうの望みがわからないんだよ。だいたいさ、理想とか夢って、叶ってみないとそれが自分を幸せにしてくれるかどうか、わからないんだもの。
先日取材したタレントさんも、「売れていないときは、街で声をかけられるようになりたいと思っていたけれど、実際にそうなったら、怖くて怖くて、自分のことなんて、みんな早く忘れてほしい、と思った」と言ってました。
ほら、自分を幸せにしてくれる、ほんとうの望みなんて、みんなわかってないんだよ。
なんてことを考え出したら、アファメーション、できなくなっちゃったんだよ。
それでふと思い出したことがあります。
むかし取材したある作家さんに、今後の目標は?と伺ったら、「目標はない。目標をつくるスピードより、叶うスピードのほうが早いから」とおっしゃっていました。
きっと、波に乗っている人は、そうなんだろうと思う。実際、あのときのあの人は、大波小波に乗りまくっていた。
やっぱりさ、わたしもアファメーションせずとも、流れに身を任せて、いい波に乗りたい。
波に乗るには、どうしたらいいのだろう。
心を整えて、直感に従うとよさそうだけれど、心は目に見えないから、整えるのはむずかしい。
心と体、ってよく言うじゃないですか。だから、体を整えることにしてみました。
心のゆがみの代わりに、毎日、体のゆがみを取るべく、コシレッチというハート型をした健康器具でゆらゆら。
やみくもにアファメーションを始める前に、体を整えて、心を整えて、自分を幸せにする、ほんとうの気持ちや願いに気づけるように、なりたいな、と思う。
でもね、人生ってでこぼこ道だから、たとえ望み通りじゃなかったとしても、そこに幸せを見つけられるように、わたしはなりたい。
あ、これこそが、ほんとうの願いなのかも?
「人生に何が起きようとも、そこに幸せを見つけられるわたしになりました」
この願いが叶ったかどうかわかるのは、死ぬときかもしれない。