心が整うアーユルヴェーダのごま油うがい
きっかけはスタイリストさんのひと言
アーユルヴェーダは5000年の歴史を持つインド・スリランカの伝統医療です。さまざまな健康法があるのですが、今回ご紹介したいのはオイルプリングとも言われる「ごま油うがい」。
えっ、ごま油でうがい? 気持ちわるっ! と思われたでしょうか。ごま油といっても、ごまの香りが食欲をそそる焙煎ごま油ではなく、色は透明に近く、味も香りもそれほどしない「太白ごま油」を熱して冷ましてから使います。
ごま油の栄養成分を口の粘膜から吸収することで、抗酸化作用やアンチエイジングなど、さまざまな効果が期待できると何年も前から知ってはいたのですが、やったことはありませんでした。
だって、太白ごま油を買うのも面倒なら、熱するのも面倒、いくら味も香りもそれほどしないと言われても、やっぱりごま油だもの。なんだか気持ちがわるいじゃないですか。
ところが、です。今年の初夏に知り合いの超絶ヘルシーなスタイリストさんと健康法についての話になり、「ごま油うがいを始めてから、歯医者さんで歯をほめられるようになった。顔だって石鹸だけじゃなくてオイルで汚れを落とすのだから、歯だってオイルじゃないと落ちない汚れがあるんだと思う」と言うのです。
わたくしの歯ったら虫歯になりやすく、臼歯はぜんぶ治療済み。食べることが大好きなので歯だけは大事にしたいと、自費で白いのを入れております。
オイルうがいで口内環境が良くなると知ってはいたものの、オイルじゃないと落ちない汚れがあると思うのひと言に、急にやる気になったのでした。
効果を実感したのは、メンタルだった
やってみたところ、あら不思議。その日のうちに、効果を実感。どんな効果かと言いますと、心なしか気持ちが落ち着いたんです。
今年の上半期はお金の心配がもわもわ〜と胸に広がっていました。去年末から今年のはじめに瞑想をしにインドに行ったのですが、そのときにお金を使い過ぎてしまったんですねぇ。エアコンが壊れ、冷蔵庫がダメになるという予定外の出費も重なり……。お金の不安にさいなまれていたのですが、ごま油うがいをしたその日、ふわっ、と心が軽くなったのを感じたのでした。
アーユルヴェーダでは、心と体の基本的な性質をヴァータ、ピッタ、カパという3つの体質(ドーシャ)で表します。わたしはヴァータの質が多いのですが、ヴァータは乱れると不安や心配を感じやすいと言われていて、ごま油うがいはヴァータの乱れが整うそうなんです。だからかどうかはわからないけれど、根拠があるようでない不安や心配に対して、どうにかなるさー、と思えた気がした。
以来、3か月ほどになりますが、ほぼ毎日欠かさず行っています。まぁ、薬じゃないので絶対ではないですし、好不調の波はあるものの、なんとなくいい感じは続いています。たまにサボると、なんだか調子が出ないんですよ。
詳しいやり方ともうひとつの効果について
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