新シリーズ『本棚に人生がある』。『鏡獅子三代』など、勘三郎をめぐる四冊。
長患いのために、更新が滞っていたが、徐々に復帰しますので、どうかご容赦いただきたい。新シリーズ『本棚に人生がある』と題して、読書と本の周辺についての雑記をお届けします。何を読もうかな、迷ったらご参考にどうぞ、お楽しみに。
必要があって、十八代目中村勘三郎の周辺の本を、集中的に読んでいる。
ユニークなのは、NHKの山川静夫が企画した『鏡獅子三代』(日本放送協会 昭和二十二年)。九代目團十郎、六代目菊五郎から十七代目勘三郎、そして十八代目に伝えられた『春興鏡獅子』を科学の目