毎日note__3_

ここぞ違うぞ、キーエンスのメルマガ

どこで聞いたか忘れてしまったが、キーエンスのメルマガが優れていると聞いた。そこで3Dプリンターのターゲットでなくて申し訳ないのだが、メルマガに登録してみた。結果、とても参考になった。

ここが違うぞ、キーエンスメルマガ
・人が書いているリアルな文章
・ワンメールワンメッセージ
・スペックではなく利用シーン訴求
・「ご興味をお持ちいただけそうな方に転送していただければ幸いです」という最後の一言
・無理なサイト誘導ではなくインフォメーションに徹し、ファーストビューで意図が伝わる内容

ちょっとだけ出してしまうが、メルマガのタイトルが

「タッピングねじ」が締められる3Dプリンタをご存知ですか?

だ。すごい尖った利用シーン訴求だ。

そして、テキストメールのメルマガの中身は、約350字。メルマガらしからぬ平易な文章で書かれたメールは、一目で中身が伝わる。情報のシャワーを浴びる現代人にとって、このストレートさ、シンプルさは好意さえ持つ。

少し調べてみたら、これは営業の現場の方が書いているらしい。

各事業部の営業担当が執筆している
中身を全社販促のメルマガチームがチェックをし、校閲編集をしたうえで配信という流れになっています。
お客様の知りたいことを営業が引き上げコンテンツにして流通させることを組織で徹底的にやっているのがキーエンスの凄まじさです。
「キーエンスのWebマーケティングが凄すぎるので、解説してみた」より

すごく流暢な文章やクオリティーの高いデザインのメルマガではない。リアルなのだ。その商品が使われた現場をみてきたことを想像させる文章だった。

メルマガ、得てすると「いかに相手に情報を押し付けよう」あるいは「どうリンクを踏ませようか」というところに寄ってしまう。

そんなメルマガばかりを送り、そして受け取っている自分には、キーエンスのユーザー視点で練りこまれた「シンプルなメッセージ、シンプルなデザイン」のメルマガが刺さった。

業務時間中に、必要のない3Dプリンターの値段を調べてしまったのは、会社には内緒だ。

(参照)

(今回の元ネタ)

(次回の予定)

↓延長戦の元ネタはこちらから


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Shoichi Hasegawa
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