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天使のささやき

前回は幽霊の話でおどろおどろしかったので、天使の話です。天使のような人ってたまにいますよね。

ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー著『シチリアのロベルト王』
ヘンリー・フレデリック・ベーコン絵

天使は神によって創造された霊的な存在で、神と人間の間を仲介する存在でもあります。天使には理論上、性別がありませんが、絵画で描かれる場合は青年、女性、童子と様々な形態と性別を取って表現されます。こちらの絵を見る限り青年の天使でしょうか。
資料はアメリカの詩人ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローが著した詩集の中にある『シチリアのロベルト王』の一場面です。挿絵はイギリスの画家ヘンリー・フレデリック・ベーコン。
下の方に詩の一節
「あなたが一番よく知っています。私の罪はとても重い」
と印字されています。シチリアのロベルト王とは賢明王と呼ばれたナポリ王ロベルトⅠ世のことでしょうか。
詩はロベルト王が幻想の中で天使と出会い王が自らの罪を認める事で天使から王と認められる内容です。
天使をよく見ると天使の羽は肩甲骨から生えていることに気づきました。空を飛ぶときは肩甲骨を動かして羽ばたくのでしょうか。


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