良質な睡眠がもたらす健康効果10選
睡眠は健康に生きるために欠かせないものです。
睡眠中には、起きているときにはできない体の重要なメンテナンスを行っています。
自律神経やホルモンバランスを整え、免疫の増強や老廃物の除去などを行い、明け方には自然に目覚めるように脳と体の準備をして、日中の活動性を高めてくれます。
睡眠は生きていく上で、基本的でもっとも重要な生理現象です。
今回は、睡眠の役割と良質な睡眠によりもたらす効果を紹介していきます。
①脳をしっかり休ませる
睡眠は、かつては「睡眠=単なる休息」と考えられていました。
現在、睡眠には、脳活動の活発なレム睡眠と脳を休ませるノンレム睡眠があるとされています。
レム睡眠時の脳波は覚醒時の脳はに近く、脳は活発に活動しています。
脳は活発に働きながら、記憶の整理や定着が行われますが、体がもっとも休まる時間です。また、覚醒の準備をする睡眠段階でもあります。
ノンレム睡眠は、深くなるにつれて脳の振幅はゆっくりと大きくなります。
このときに、脳や交感神経、体も休息している状態です。
脳がもっとも休んでいる睡眠ともいわれます。
最初の深いノンレム睡眠時には、成長ホルモンが大量に分泌され体の疲労回復にも重要な役割を果たします。
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