毎日の昼ごはんで悩んでいた時に助けてくれたもの
学校に行けない時のお子さんのお昼ごはんはどうされていますか?
我が家の場合、私が家にいるのであれば料理を一緒に作ることが出来たかもしれないが仕事へ行かなければならないし、一人で火を使わせることに抵抗があったので私が作ることにしていました。
ただこれが、とにかく苦痛で仕方なかった。給食ありがとう!と何度思ったことか…
そもそも私は食べることは大好きだけど、作ることは得意ではない。
SNSで見るようなお弁当のふたを開けたら「わ~」となるようなものは作れないし、そんな時間もない。申し訳ないと思いつつ簡単にお腹を満たせて、私も楽できるがっつり系のものばかり(チャーハンや牛丼、パスタなど)食べさせていました。
しかし、こども薬膳を学んで知ったこと。
それは…
子どもは『脾が未熟』
中医学でいう『脾』とは消化吸収を行う場所。簡単に言うと、胃腸。
子どもは脾が未熟であるため、消化に負担がかかるものを食べ続けると脾が傷つきます。また、エネルギーを作る場所でもあるので傷つけられることで元気も作れなくなります。結果、体調不良をおこしてしまうのです。
さらには…
くよくよ悩んでしまうことも脾を傷つけてしまう原因に。
当時の息子は、がっつり系の食事が多かったことに加え、学校へ行けないストレスなどで脾がめちゃくちゃ弱っていました。
朝になるとお腹が痛くなる、元気がない、だるいなど不調のオンパレード。
そんなとき運命的に出会ったのが『麹』
ある発酵イベントで買ったしょう油麹がとても美味しくて感激。
色々調べていくうちに簡単に作れることが分かり早速作ってみることに。
作ったのは
塩麹、しょう油麹、甘酒
これが簡単に作ることが出来、とても美味しかった!
薬膳的にみると麹(米麹)にはこんな効果が。
〇体を温める
〇食べ過ぎたものを消化する
〇便秘
〇疲労回復
〇食欲不振 など
使い方も簡単。
☆肉や魚に漬け込む
☆野菜と和える
☆普段の調味料と置き換える
たったこれだけ。
麹調味料は作ったほうが愛着も湧くし、本当に簡単だからやってみてほしい!でも、毎日忙しいお母さん達の中には麹を愛でる時間なんてないよ!という方もいるはず。そんなお母さんには市販のものでもちろんOK!
麹調味料を使ったオススメ薬膳ごはんは
『卵と鶏そぼろの二色丼』
調味料のしょう油をしょう油麹、砂糖を甘酒に変えて作ります。
その他に使っている食材にもそれぞれ効能が。
・卵(鶏卵):気持ちを落ち着ける、不眠を改善する。
・鶏肉:お腹を温める、体力強化、食欲不振、下痢の改善。
・米:脾の機能を高めて体の土台を作る
私のように料理が苦手でも普段の調味料を麹調味料に変えるだけで、
簡単かつ美味しい薬膳ご飯を作ることができます。
子どもにとっても、脾を元気にすることで消化吸収が上がり体調も良くなります。
息子も麹調味料を使うようになってからは、それまで不規則だった排便時間が朝起きたら排便が出るように。
麹調味料はお母さん、お子さんどちらにもオススメの食材です。
是非使ってみてくださいね。