『バンオウ-盤王-』第46話「セミファイナル」感想 筋肉は将棋をも征する!
◆筋肉
12月1日(金)に『バンオウ-盤王-』の最新第46話が配信された。
今週は久々登場となる七島名人にスポットを当てつつ、筋トレの重要性が導入となっていた。
余裕で理解できるな。
察しの通り、ぼくもリングフィットアドベンチャーを週3,4やっている。まあガチモンのバーベルを使うほどヴェリーハードではないのだが(負荷MAXプランクもこなせてきた)、筋肉が育ってきている実感が湧く。
七島名人の言う「自分のほうが肉体的に優れた生物だと思えば心に余裕が生まれるんだ」はド正論を超えたド正論だ。僅か10分でも20分でも構わない。鍛えてやれば地道に少しずつ自分が成長しているんだなと自信が湧いてくる。筋トレはある意味魔法だ。休日ヒマすぎて何もすることがなくて虚無だって人は、是非映画や動画でも垂れ流しながらリングフィットをするといいだろう。筋肉痛は最初だけだからヘーキヘーキ。
「筋肉はすべてを解決する」というパワーワードは今でもネットで散々擦られまくっているわけだが、本作は如何にも手を付けそうな代物だ。勿論安易になあなあで触れるものではない。実は前フリはちゃんと用意されていたのだ。
七島名人が滝川さんを評価してくれたのが嬉しい!
精神が脆弱だとかこの人もストレートなことを言ってしまっているが(もう界隈共通ネタなんだろうな)、それ故にここまで勝ち進めているのは筋肉があってこそだ。ですよね。
なにせ以前滝川さんの部屋にバーベルが見られた。その外見に相応しく普段はトレーニングでもしているのだろうかと思っていたらやはりだ。というか同じジムに通っては対面していたのだろうか?
松岡修造フォロワーの塩田さんも筋トレ!筋肉仲間じゃん!因みにあの藤井聡太くんも筋トレをしているそうだ。もう今後登場する将棋漫画は筋トレすればいいと思うよ。将棋部は肉体改造部と合併すればいいと思うよ。
月山さんも筋肉あるよ(笑)という一説。
だが月山さんは対局中は結構体力持っていかれてるからなあ…吸血鬼は体のつくりが人間とは異なるからどのみち超人じみているかもしれないが。
そんな今週の七島名人は筋肉上等キャラで非常に共感できるしますます愛着が持てたというのに、「俺は彼のことが好きだ」と素直に好意的に受け取り難いこのツラ。「彼のことが好きだ」とフキダシが黒塗りなのは何かしら意味があるのか?とてつもなく闇の波動を感じずにはいられないのだが…
◆吸血鬼バレ報告
お兄ちゃんに吸血鬼バレの件を報告。吸血鬼特有の黒いモヤが見える特殊能力はお兄ちゃんも知らなかったようだが、あんなのはとても初見殺しすぎる情報戦だもんな…
結局アンナさんは同じ将棋好きの将棋仲間として見逃してくれたようだ。「なんかよくわかんねえけど」「それは確かによくわからんな」のふわふわ感が謎の癒し。
お兄ちゃんがセコンドやマネージャーみたいになってる…!
今は頭のおかしい吸血鬼ハンターよりも次の対局のほうを気にしろとか、珍しく御尤もすぎることを言ってくれてる…!この気遣いの良さがほんとお兄ちゃんなんだよなあ…!まあお兄ちゃんは将棋で人間どもを滅ぼす頭のおかしさを除けば本当に心強いお兄ちゃんなんだよな。
◆月山アマVS七島名人
今週はあまり台詞がない、サイレント寄りの回だった。
…が、前半の筋肉理論と既存ネームドの関連性や、次回よりいよい始まる準決勝を待ち望むこれまでのライバルの様子など、絵で表現させることでぼくたち読者がアレコレ雑感を書き綴りたくなる構成になっていた。綿引先生は作画の春夏冬先生にこれを描いてくださいと指示したのが想像できる。
月山さんのファンとして見届けてくれる好待遇の天草先生や塩田さんが見所さんなのはもちろん、滝川さんのサボテンに花がついたのが実にこの人らしい。種によっては数年経過を要するものがあるので、きっと地道に育てていったのだろう。滝川さん本人が筋トレしつつ勝ち進んでいたように。
いよいよ準決勝がはじまるマジ感溢れる演出が素晴らしくカッコイイ。
なんかもう、これでラスボス戦になってもおかしくないくらいに演出全振りすぎて最高だった。まあ相手が名人だからという最大の理由があるわけだが、多くの方が観戦していたり「名人はただのタイトルではない」という煽りに威圧感があったりと、トントン拍子で盛り上げてくれた。信者目線の意見になるが、もうこれだけで今週は大満足です。
しかし本当に終盤なんだなあ…とますます実感が湧いてくる。
今週ロボコが変な宣伝をしてくれたので、ますます注目されたら喜ばしいです喜ばせろ。
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