【ポケモン】『スーパーミュージック・コレクション』が発売!剣盾、LEGENDSアルセウス、SVの名曲が甦る!!
◆ポケモンOST
ポケモンニンスイ三部作(剣盾、LEGENDSアルセウス、SV)のサントラ『ポケモン スーパーミュージック・コレクション』が届いた。発売日は2024年2月27日(火)。剣盾とアルセウスはCD4枚組で各3,850円、SVはCD6枚組で4,950円。
正式商品名はそれぞれ『Nintendo Switch ポケモン ソード・シールド+エキスパンションパス スーパーミュージック・コレクション』、『Nintendo Switch Pokémon LEGENDS アルセウス スーパーミュージック・コレクション』、『Nintendo Switch ポケモン スカーレット・バイオレット+ゼロの秘宝 スーパーミュージック・コレクション』。めちゃくちゃ長すぎるな。
というわけでやっとこさOST発売である。
『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』まではゲーム発売から間を置かずにOSTが発売されていたのだが、複雑な大人の事情が絡んでいるのか剣盾以降は全く発売の気配なし。SVが発売されてもやはりそちらも情報が来ない。
と思ったら、やっとこさ来た。
SVはDLC『ゼロの秘宝』の後編が昨年12月14日に配信だったから遅れたのだろう。剣盾やアルセウスはアローラナッシーの如く首を長くして待っていた人はそうそう少なくないのではないだろうか。勿論そんなぼくもそのひとりである。
ちなみにぼくはポケモンセンターで3タイトルセットを予約した。
何故なら早期購入特典として3タイトルを一つに収納できる三方背ケースが付いているからだ。3タイトルセットは12,650円。各タイトルとの金額差分はなし。どのみち3タイトルとも聴きたい名曲が多いのでこれは買うしかない!
ポケセンオンラインを利用するのは何気に今回初めて。ローソンで前払いしてきた。こんなかわいいピカチュウのダンボールで来るんだな。
めちゃくちゃかわいい。期間によってデザインが随時変わっていくのだろうか?捨てるのは勿体ないが取っておくのもアレなので、こうして記念に撮っておこう。
◆商品パッケージ
ずらりと3タイトル並べると壮観だな。
SVだけお値段とCD枚数が異なるが、その実スリーブ仕様になっている。後述するが、サイズは同じなのでケースにはすっぽりハマるので心配しなくてもいい。
●ソード・シールド+エキスパンションパス
CDは4枚ともガラル御三家仕様。DISC4はキョダイマックスだ。ブックレットは表面はムゲンダイナ、裏面はガラル三鳥。ブックレットは他2タイトルもだが、曲リストの他に作曲家のコメント、ストーリーダイジェスト、そしてちょっとした設定資料が掲載されている。
DISC1と4を取り出すとガラル地方の地図。縦長の大陸であるため、左右に2つに分割されているが…
●Pokémon LEGENDS アルセウス
DISC1~3はヒスイ御三家、4はコピペロス四天王。ブックレットは表面はオリジンフォルム、裏面はキング・クイーン。本作のブックレットの曲リストは原曲の紹介もされているので「あの曲なんのアレンジだっけ?」というモヤモヤを氷解できる。
DISC1と4を取り外せばやはりヒスイ地方の地図。
●スカーレット・バイオレット+ゼロの秘宝
DISC1と6だが他4枚はいずこ?最初はどうやって開ければいいのか戸惑ったが、内側にくぼみがあるのでそこに指をかけて外側へ倒すように開くと、
こんなふうになる。すげー!パルデア地方ばりに豪華絢爛仕様だ!
DISC3と4を外すとパルデア地方の地図。
●ポケモンセンターオリジナル三方背ケース
こちらが購入特典の専用ケース。肌触りの良いマット加工仕様。
剣盾の主要ポケモンのシルエット。
LEGENDSアルセウスの主要ポケモンのシルエット。光が反射しているせいで見づらいが、アルセウスのみ白塗り。
SVの主要ポケモンのシルエット。サーフゴーはどこだ…?
側面。完全に3タイトル専用なデザインである。
底面。ポケセンロゴ付き。
収納するとこんな感じにすっきり収まる。CDはケースに傷がついたりヒビが入ったりするともれなくガッカリするので、こういうのは本当に重宝するな。
◆好きなBGM
3タイトルトータルでCD14枚・450曲以上もあるので、流石にすべての曲の感想をまとめるのは無理。というか1割だけでも多すぎる。また、剣盾は実はDLCは未プレイなのでそちらは割愛。SVのDLCも後編をまだ攻略途中である。「えー聴けばいいのに」な曲は当然あるに違いない。
曲の感想は非常に書きづらいのでなんとなく「ここすき」が伝わるふうにします。SVが多めなのは贔屓目にそうなっただけです。
●ソード・シールド
Disc1-Track18:戦闘!野生ポケモン
イントロの騒がしさがワクワクする。ワイルドエリアを中心に数多くのポケモンと出会っていくからなのだろうか。
Disc2-Track19:戦闘!ジムリーダー
ラス1からのキョダイマックス・歓声の流れがドチャクソアツいジムリ戦。これは映像と曲セットによって本領発揮させられるタイプだが、曲単体でも盛り上がれる。発売当時の衝撃と興奮が甦ってくる。あとイントロ部分のこれまでのポケモンになかった新次元・令和のポケモンのはじまり感も好き。
Disc2-Track24:戦闘!マリィ
イントロはエール団と同じだが、そこからのヒロイックなメロディがガチでかっこよく聞き惚れる。特殊なバトルといった具合に盛り上がれる。「アイッ!アイッ!アイアイアイアイ!」というコールはエール団にしては綺麗な気がする。
Disc2-Track25:ワイルドエリア・北
新たなエリア、新たな旅の幕開け。0:50あたりからそれが強く見られてくる。
Disc2-Track30:6番道路
ワイルドエリア北のアレンジだが、如何にもな中盤、夕焼けの山道、壮観なメロディが「遠くまで来ちまった」感があって好き。
Disc3-Track2:戦闘!エール団
おバカな連中の印象が強いエール団下っ端戦にしてはクールでかっこいい、ダークなメロディ。エール団は害悪度が低いどころかクッソ憎めない連中だというのに。いちおう迷惑かけているけども。
Disc3-Track3:戦闘!ジムリーダーネズ
ジムリの中では専用BGM。ダイマックスを使わないのも含めて、唯一無二の決戦感ある。カッコイイ。
Disc3-Track7:決戦!マリィ
通常マリィ戦のアレンジで導入を除くと意外とそこまでアレンジは激しくない…が、THE決戦なムードは強めでかっこいい。
Disc3-Track8:決戦!ホップ
幾度もの戦いを重ねてきたホップとの総決算めいた決戦BGM。勿論通常ホップ戦アレンジもあるだけに感慨極まるメロディだ。
Disc3-Track11:戦闘!オリーヴ
オリーヴキレそう
Disc3-Track13:戦闘!ファイナルトーナメント!
イントロのかっこよさは異常。2:15あたりからのダイマックス合戦は盛り上がり必須。個人的にはジムリのほうが好きだが、こちらのほうが疾走感強めな歓声になっている。
Disc3-Track24:決戦!チャンピオンダンテ
ピアノの旋律が美しくて好き。正真正銘のラストバトルだけに初っ端から歓声ブッコミ。2:00からのポケモンらしい王道めいた盛り上がりが好き。
●Pokémon LEGENDS アルセウス
Disc1-Track6:コトブキムラ
ダイパにおけるコトブキシティのアレンジ。実家のような安心感。ストーリー進行につれて旋律がマイナーチェンジされていくがどれも好き。
Disc1-Track11:戦い:ヒスイの人
ダイパトレーナー戦アレンジ。原曲を残しつつもそれなりに大胆なアレンジ。ストーリーでは意外と聴くケースがない(そもそも対人戦が少ない)ので本腰を入れたくなる。
Disc1-Track13:黒曜の原野:1-1
ゼルダ感ある静かなメロディ。ヴァイオリンの旋律が特に好き。だが何も畏れることなく大地を歩き進めると…
Disc1-Track19:戦い:野生ポケモン
ダイパ野生戦アレンジ。野性味が原曲よりも強めなのはポケモンが人々から恐れられているヒスイ時代ならではなのだろうか。
Disc1-Track29:奥の森
神秘的なメロディが神がかっている「ハクタイのもり」のアレンジ。原曲よりも主張抑えめになっている。雰囲気が良すぎる。
Disc2-Track1:紅蓮の湿地:1-1
第二のエリア。明るく希望溢れるメロディ。ダイパの何かのアレンジかと思っていたら特にモチーフ曲はないらしい。それでもダイパ感が出ているのはすげえよ。
Disc2-Track19:戦い:ヒスイの人2
ダイパジムリ戦アレンジ。確かキャプテンと戦うときに流れるんだっけ…?和を強調したバトルBGMで滾る。
Disc3-Track2:深夜
実はレジェンズアルセウスで一番好きな曲。Disc2-Track10の「夜」は不安を煽らせ何かが飛び出してきてもおかしくない旋律になっていた。だが深夜になれば流石にあたりは静まり返るのを物語るのか、神秘的な旋律になっている。個人的には深夜のドライブのときに聴きたい名曲。後半少し明るめな曲調になっているのも好き。
Disc3-Track18:戦い:ディアルガ・パルキア
原曲よりもスロウリィなアレンジになっているが、より伝説のポケモンらしい解像度が増した気がする。
Disc3-Track22:戦い:ディアルガ・パルキア(オリジンフォルム)
ユーロビートなアレンジにアップテンポされている。イニDじみたユーロビートだが、メインストーリーのラストバトルだからこれくらい盛り上げてもヨシの精神。
Disc4-Track16:戦い:ウォロ
「恥ずかしい」でおなじみシロナ戦BGMアレンジが神話性を帯びて盛り上がりを増した。原曲よりゆったりめ。1:20からが特に好き。
Disc4-Track18:戦い:ギラティナ
原曲もスピード感があったが、このアレンジは連戦なのもあってますます止まらないスピードになっている。実質8連戦あるから倒すのは大変だったのが昨日のことのようによみがえってくる。
●スカーレット・バイオレット+ゼロの秘宝
Disc1-Track10:戦闘!野生ポケモン
南エリア、といってもコサジタウン周辺の草むら限定BGM。「今作のBGMはポケGOっぽいな~」と思ったらこれっきりなのが勿体ない。故にそこまで印象に残らなくてちょっと勿体ない感じ。FULLで聞くと大分印象が違った。
Disc1-Track32:アカデミー
「さあ冒険と宝探しのはじまりだ!」というワクワクを提供させてくれる良曲。テーブルシティBGMのアレンジだが、旋律をワクワクさせるように盛り上げたように仕立てている。
Disc1-Track39:戦闘!トレーナー
本作のトレーナー戦BGM。何度聴いても飽きないのはいつものポケモンおやくそくだが、0:55あたりから曲調が険しく変わるからなのだろうか。感想書くのほんとむじいな!
Disc2-Track4:戦闘!ジムリーダー~ジムリーダーに勝利!
これまでのシリーズで一番好きなジムリ戦。「楽しげな『挑戦』」というメロディになってて盛り上がれるからだ。今回は戦闘突入前の会話イベントのくだりで流れるパートも、勝利後のいつものパートも一挙収録されている。
Disc2-Track23:東エリア
本作で一番衝撃を受けた神曲。アトリエシリーズのようなケルティックBGMといえば分かり易いが、めちゃくちゃかっこよさすぎてこれ中盤のBGMでいいのかよ!?とたまげた。聴き惚れまくったおかげでなかなかナンジャモシティに辿り着けなかったおもひで。
Disc2-Track24:戦闘!東の野生ポケモン
東エリアBGMからシームレスに曲調が変化するのもめちゃくちゃかっこいい。超オシャレ。
Disc2-Track27:ドンナモンジャTV!
Disc2-Track28:おはこんハロチャオ!
ナンジャモのテーマ。Track27は7秒のみなので実質Track28へ繋がる。あのドンナモンジャTVのロゴが表示されるときのSEだな。ナンジャモイベントは少ないのでレアだが、この子の独特なキャラとポケモンでは珍しい配信者キャラが異色さを物語ってくれる。
Disc2-Track30:東エリアを歩く
基本的にコライドン・ミライドンにライドするシーンが多いので歩くケースは少ない。Track23よりも大人しく、だが更にオシャレになったのでこっちも神曲である。
Disc2-Track31:しるしの木立ち
東エリアBGMを劇的にドラマティックにアレンジ。こっちもかっこいい。語彙不足必須である。
Disc2-Track37:戦闘!スター団ボス
ポケモンらしからぬシャウトが印象的。イントロからめちゃくちゃかっこいい。作中ではピーニャくんが作曲したことで知られている。
Disc3-Track1:北エリア
この辺になると高レベルになり、いよいよ終盤が近づいてきてもおかしくないのだが、それよりも「ずいぶん遠くまで来てしまったな…」という壮大感を煽らせてくれて大好き。ナッペ山を筆頭とする北エリアの広大な大自然の解放感も物語ってくれる。
Disc3-Track15:戦闘!四天王
強敵との緊張感・緊迫感を煽らせてくれる四天王戦BGM。やはりカッコイイ。
Disc3-Track19:戦闘!チャンピオンネモ
ネモ戦のアップテンポアレンジ。今すぐ主人公と戦いたくて仕方ないネモ先輩の心情が曲に現れているんじゃないかな。
Disc4-Track3:戦闘!カシオペア
イントロは「まさかのあいつの…」と言った溜め、だが0:50からそいつとケリを付けなければならない盛り上げ方が秀逸。カッコイイ。
Disc4-Track9:エリアゼロ
エリアゼロの未知たる好奇心と不安、そして神秘性を表現した曲。ラスダンに相応しい。
Disc4-Track19:戦闘!■■■■
メインストーリーラストバトル。「目からハイドロポンプ」というフレーズがしっくりくるほどの最高潮の盛り上がり・感動を提供してくれる。とても負けていられるはずがない。過去BGMアレンジも最高。
Disc5-Track34:戦闘!ドームのポケモン
蒼の円盤野生戦はまさかのBWアレンジ!BWリメイクはいずこ!?と思ったら、XYの派生作品『Pokémon LEGENDS Z-A』が発表されたでござるの巻。
Disc5-Track37:戦闘!学園のトレーナー
Track34より先に聴くのはこちら。BWのトレーナー戦アレンジで衝撃を受けたなあ。まさかやってくれるとは思わなかったので。0:53から原曲とは異なる曲調へ変化していく。楽しげだ。
◆余談:Pokémon Game Sound Library
本製品の発売ないしポケモン28周年にちなんでか、「Pokémon Game Sound Library」に『ルビー・サファイア』『ファイアレッド・リーフグリーン』が追加された。
但しエメラルドの追加曲はない。OSTに収録されていないから仕方ない。「戦闘!フロンティアブレーン」は隠れた名曲なんだけどな~。CD媒体や配信として公式で発信できないのかな。