不登校、親は不自由?
「不登校の子がいるから仕事に行けない」
という声に違和感を感じてた。
不登校そのものは
体の病気でも心の病気でもないから。
もちろん、わが家の娘が
不登園を決めたときは
一人で留守番することが難しく
外での仕事を全て休ませてもらった。
だけど、年齢的な理由でもなく、
一人にする時間が長すぎるのでもないなら
「不登校=仕事行けない」というのは
もしかしたら、
この2つの理由のどちらか
または両方ではないだろうか…
①一人するには心配な
「二次障害(鬱など)」が起こることを、
不登校とセットで考えているから
②学校に行かずに家で過ごす子どもの
「監視」が必要と考えているから
このどちらかだとしたら、
大人側の課題として解決の余地がある
と、私は思っている。
なぜなら、①のように
「不登校=鬱・ひきこもり」
というのは間違ったイメージだから。
学校に行けないことを
本人の弱さのせいだと責められ、
学校という環境を
安心安全なものに整えることなく
むりやり行かせようとしたら。
行けない自分が悪いんだと
責められ続け、自己否定し
精神的に病んでしまうかも知れない。
でも、行けないことを受け入れ
行きたくないという考えを受け入れ
心を休ませる、
環境を整える、
他の選択肢を模索する、など
子どもに寄り添って
子どもの気持ちを理解すれば
子どもは、
今すぐにはできなくても
生活リズムを整え
必要な学びをして
主体的に活動することができ
親が仕事に行っている間の
精神面・生活面での心配は
解消されるものだと思う。
私たち親が
本当に心配しているのは
なんだろう。
不登校を受け入れることが
親として恥ずかしいとか
子どものことを信じきれなくて
監視や管理が必要だと
思い込んでしまっているとか
でなきゃ
親としての評価が
脅かされる、とか。。?
そんなことは
ひとつもない。
娘は不登園だったけど
私がダメ親として評価されたことは
一度もないし(知っている限り)
むしろみんな心配してくれたし、
行き渋り気味の長男についても
先生は、学校の環境も整えるべく
最大限の配慮をしてくれるし
早退するとき
「疲れたよね」「頑張ったね」
と声を掛けてくれる。
周囲は、
本人やその保護者が思っているより
ずっと温かいものだった。
そして
いろいろ言ってくる人は、
自分が「わからないこと」に
怯えているだけだから
スルーしていても大丈夫。
(出会ったことないけど)
人が一番関心を持つのは
自分自身のこと。
だから、
周囲にどう思われているかを
こちらが気にするほどに
周囲は何とも思っていなかったりする。
それよりも、
目の前のわが子が
今どんな気持ちか、
不登校でいることに、学校に
何を思っているのか。
そこに寄り添うことのほうが
すんごく大事。
これからも続く人間関係は
「家族」とくに「子ども」。
気持ちに寄り添い、
子どものこれからを
信頼してあげること。
それができたら
不登校でも仕事に行けるし
自分のしたいことも
諦める必要なんてない。