重視すべきは実用性か?楽しさか?
今日は筑波大学で学生と稽古してきました。
学生に教えるときによく考えることは、「(上手くなるように)実用的な指導をすること」と、「楽しさを優先した稽古をすること」のどちらを選択すべきかということです。
現在、うちの大学は現役部員に教えられるOBがいないため、私がコーチとしてOB会から派遣されています。
その経緯からすると実用的な指導ということになりますね。
しかし、「基礎の繰り返しこそが上手くなる近道なり!」という信念で指導をすると、そこまで向上心のない学生にとっては退屈なものになってしまいます。
結局は自分が何をしたいかではなく相手が何を求めているかに尽きるわけで、現状として学生が実用性と楽しさのどちらを求めているのかをしっかり理解しておくことが重要です。
なぜかというと、このふたつは教える対象はもとより、教え方のアプローチも全く異なるためです。
今回はこのふたつの違いについて掘り下げていきましょう。
大学合気道部のコーチをやっております。頂いたサポートはコーチの活動経費(交通費)や大学合気道部の寄付に充てています。