受けが固まる原因と、その対策について
今週、筑波大学の合気道部の合宿に行ってきました。
noteで何度か書いていますが、うちの部はここ数年OBOGが不在ということもあって、なかなか上達するのが難しい状況です。本部道場も近くありませんしね。
今回の合宿を見ていて特に気になったのは「受け」。どうも受けが固まりがちで、取りに付いていったり粘ったりということが難しいようです。
繋がりもすぐに切れてしまいますし。
力の種類
初心者の指導では力を抜くように指導することが多いと思いますが、力には『押す力・引く力・固定する力』の3種類あります。
上記の受けで固まる人は「固定する力」が働いているといえますね。
これが取り側になると、腕を伸ばしたり、自由に足を動かしたり、身体のパーツをバラバラに使うといったことができなくなるので、できれば意識的に抜けるようになったほうが良いです。
これって量をこなせば自然にほぐれていくのですが、量をこなせない学生に対しては少し丁寧な指導が必要でしょう。
そんなわけで、今回は「なぜ受けが固まってしまうのか?」という所から、「どうすれば柔らかさや粘りを持てるか?」について考え、今後の後輩たちの指導の足掛かりにしたいと思います。
受けが固まりがちな方、またはそんな方への指導に苦慮している方がいましたら参考にしていただければ。
大学合気道部のコーチをやっております。頂いたサポートはコーチの活動経費(交通費)や大学合気道部の寄付に充てています。