ケガを頻発する人に共通する『心・技・体』
武道やスポーツにケガはつきものです。
稽古人としても、指導者としても、ケガをしない・させないということは常に心掛けるべき課題のひとつでしょう。
大ケガをする人は受け上手?
一口にケガといっても、継続して稽古が可能なレベルのものから、復帰まで数か月あるいは1年近くかかるものまであります。
周囲の人を見渡すと、大きなケガをする人には共通点があります。それは柔らかくて動ける人です。
もちろん高齢で身体が弱っているというケースもあります。ですが、私の周辺にいる若者~中年でいえば、意外にも固くて動けない人より、柔らかくて動ける人のほうが大きなケガをする傾向にあります。
その理由は、なまじ動けるだけに取りも受けも無理な動きをしてしまうということでしょう。また、無茶な技をかけられやすいという損な一面もあります。
本部道場では『軽く、柔らかく、取りについていく受け』が良しとされるきらいがあるので、
受け切ろうと無理に頑張る
↓
身体に余計に負荷がかかる
↓
怪我をする
という流れが他道場より起こりやすくなると言えます。
問題は同じようなケガを繰り返すこと
ただ、ケガから学べることもたくさんありますので、100%悪いことかというと難しいところです。私もケガによって身についた技術はあるので。
問題があるとすれば、同じようなケガを繰り返す人です。
私の知り合いにケガを頻発する人がいます。この方も受けが軽くて動ける方で、運動神経も高めです。
なぜケガを頻発してしまうのか?
このような人には共通する3つの問題点があります。
その問題点とは何か、それを克服するためにどうすれば良いかを考えていきます。
大学合気道部のコーチをやっております。頂いたサポートはコーチの活動経費(交通費)や大学合気道部の寄付に充てています。