見取りの受けを目指すべからず
以前、「本部道場で見取りに呼ばれるためにはどうしたら良いか?」について述べました。
見取りに呼ばれるためには、まず師範に自分を知ってもらうこと、次に興味を持ってもらうことが必要です。
上記のnoteでは、「営業」の視点で自分という商品を売り込む方法を考えました。
この方法を取り入れれば「全く見取りに呼ばれない…」とはならないかと思います。
なぜ見取りに呼ばれたいのか?
しかしここで「よし、見取りの受けに呼ばれるように頑張るぞ!」と張り切っている方に考えて欲しいことがあります。
そもそも、なぜ見取りに呼ばれたいのでしょうか?
皆の前で受けると目立つから?
師範の技をたくさん受けたいから?
師範に認められた気がするから?
呼ばれることが実力の水準を示しているから?
モチベーションを持って稽古に臨むことは素晴らしいことです。
ただ、モチベーションの持ち方を誤ると効果的な稽古ができなかったり、稽古が長続きしないといった問題もあります。
今回は見取りの受けに関して以下の点を考えていきたいと思います。
1、見取りに呼ばれることは本当に凄いことか?
2、「見取りに呼ばれる=実力がある」は成立するのか?
3、見取りの受けを目指すことにどんなメリットとデメリットがあるのか?
師範に呼ばれることをモチベーションにしている人は、今回の話を参考にしていただければ幸いです。
大学合気道部のコーチをやっております。頂いたサポートはコーチの活動経費(交通費)や大学合気道部の寄付に充てています。