守るべき国なんてない
人が守るべきものってなんだろう。
家族?財産?名誉?
ある日の休日、とある洋画を見ていた。
中世の時代をテーマにしたその作中に登場する男性(主人公ではない)が、国のために空軍に入隊するというシーンがある。
これはよくある戦争映画のワンシーンだけど、国を守るためにその青年は大好きな彼女とも別れ、また大好きな写真という趣味をも投げ打って、国のために入隊する決意をする。
だけど国ってなんだろうなー、祖国ってなんだろうなー、とこのとき改めて思わされた。
空から地球を見たときに国境なんてものはどこにもないって、よく言われるようになったけど、これもその話で、国や祖国というのは単なる人間が作り出した「枠決め」でしかない。
誰かが作り出したその枠の中では、確かに国は存在するし、そこでは戦う諸外国も存在するのだろう。しかしそれはそもそも誰かが初めの方で作り出した、単なる概念でしかなく、実際には存在していないというのはそろそろ気付くべきなんだよな〜って。
我々人間は誰かが作り出した枠の中で生きているのではなく、そんな枠なんてない、真実の世界に生きているのだと。
国や言語、価値観なんてものは概念で、それは存在していない。今存在していると思っているそれら国や言語、価値観とやらは本来形も何もないものを形作ろうとした結果、そこから生まれたのは単なる争いだった。
これからもその争いは無くならない。
その映画の男性はいつに限らず我々人間の迷いを風刺していた。
昔ならともかく、今はもういい加減、そういったものに振り回されない生き方をするべき。
結論:国なんてものはない、それでも人間は俯瞰し、その枠の中で盛大に楽しむべき。
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