のびしろ
radikoで深夜ラジオを聴きながら散歩をしていた夕方6時ごろ。
トークの合間の曲タイムでクリーピーナッツの新曲「のびしろ」がかかった。
クリーピーナッツの曲はそんなに聞いたことがなくて、むしろバラエティ番組で二人を拝見することの方が多いくらい。
けれどもこの歌詞を聞いて今の自分に刺さる何かがあり、グッと二人の世界観に惹きつけられた。
「サボり方とか 甘え方とか 逃げ方とか 言い訳の仕方とか
やっと覚えて来た 身につけて来た 柔らかい頭
カッコのつけ方 調子のこき方 腹のすえ方 良い年のこき方
脂乗りに乗った乗った 濁った目した だらしない身体
嫌われ方や 慕われ方や叱り方とか 綺麗なぶつかり方
もっと覚えたい事が山のようにある…のびしろしか無いわ」
最近の自分は、なんだか心がパッとしない時が多かった。
せっかくの長期休みなのに旅に行けず、代わり映えしない日々を送っている自分。
バイト先で2歳も離れた後輩たちとうまく雑談できない自分。
コロナ禍で人と距離感がバグり、人に対して自分の出し方を忘れてしまった自分。
楽しいことももちろんあったけど、自分に満足できない時もしばしば。
まさに「もっと覚えたい事が山のようにある」て感じ。
けれどもこの曲はテンポの良さと明るさで、色々悩みもあるけど、それも成長に必要なのさ〜と脱力させてくれる。
はじめからうまく生きるなんて無理で、自分が生きやすい波長をこれからだんだん見つければ良い。
君にはそののびしろがあるんだよ〜、と。
この曲は30歳になったR-指定さんが、節目としてかいた曲だそう。
色々な経験苦悩の末、今のR~指定さんが形作られたように、
今の自分も悩みがあるからこそ、大人になってゆくんだろうと教えられる。
今はその悩みとやらに向き合って、一つ一つ乗り越えるしか無いんだなあ。
もっと自分を好きになるために、更なる自分の変化を「のびしろ」として楽しむところに希望を感じるし、ずっと変化できる大人になりたい。
と考えさせられた一曲でした。