お酒大好きなソプラノ歌手が1ヶ月の禁酒に成功するまで③
この1ヶ月、私は自分の根性を試した。
お酒を医者に止められたわけではないけど、身体にガタがきたということは何かのお導きだと思って、1度生まれ変わりたいと思った。歌にも良い影響があるといいなぁという期待も込めて。
禁酒奮闘記(?)の始まりはこちら↑
私はやりはじめると良くも悪くも深みにはまってしまうタイプの人間なので、健康について考えるのがとても楽しくなった。
禁酒を始めるついでに、この際お酒以外にも体に良くないと言われているものを1ヶ月間全力で断ってみようかなと思った。
何故ならば私は「せっかくなら一気にやっちゃいたい」タイプの人間だからだ。
かつてめちゃくちゃに生えてきた親知らずたちを「4本一気に抜いてください!」と懇願した伝説を持つほどだ。(結局2本ずつ抜かれた)
しかし、調べれば調べるほど、身体に良くない(といわれる)ものがこの世の中に多すぎることに驚いた。
大気汚染、農薬、化学調味料、マイクロプラスチック、水銀、電磁波、もう私たち元気に生きているだけで奇跡なのでは?
インターネットは本当になんでもありで、ちゃんとしてそうな医者のブログからアクセス数目当ての不安を煽る記事まで、健康に関する情報で溢れかえっている。
もちろん私はもう大人なので、そんな記事を読んでも「呪われる」ことはないけど。
そんな感じで「身体に悪そうなこと全部やめる」は現実的ではないとわかった。
結局禁酒に加えて、いわゆる腸活をベースに取り組むことにした。
以下実際にやったことを述べる。
・オーガニックのものを買うようにした
まず、無理のない範囲でオーガニックの食材を買うことにした。日本にいた時は高価なイメージだったが、実はオーガニックでないものとさほど値段が変わらないので普段からちょくちょく買ってはいた。
これは最近めちゃくちゃハマってるグラノーラの箱の写真。右からアメリカのオーガニック認定のマーク、真ん中は遺伝子組み替え使ってないよーのマーク、左はおそらく環境に良い包装だよのマーク(適当)
基本的にこのマークがついているものを選ぶようにする。
で、身体に良い悪いはともかく、正直オーガニック製品の方が断然美味しい!!!
卵や牛乳なんかは本当に味が全然違うから、1度食べたら戻れなくなってしまった。
超個人的にオーガニックでなくてもそこまで味に差を感じないものは、じゃがいも、きゅうり、なす、スカリオン(ねぎ的なやつ)、パクチー、レタス、マッシュルーム、アボカドあたりだ。
乳製品やお肉はどうしてもオーガニックやそれに準ずるものが食べたくなってしまう。あとバナナも。本当に美味しい!
・なんちゃってグルテンフリー
NYではスーパーやレストランに行くとグルテンフリーの表示がやたらと目に入る。お米のパッケージに「グルテンフリー」と書かれていた時には、そりゃそうでしょうねとツッコんだのを覚えている。
そもそもグルテンフリーとは。
グルテンフリー・ダイエット(Gluten-free diet)は、小麦をはじめとした穀物のタンパク質の主成分であるグルテンを除去した食事のこと。Wikipedia より
つまり私の好物であるパスタ、パン、ラーメン、うどん、十割でない蕎麦、カレーのルーなど、小麦を使用したものは全部やめることになる。大好きなマクナルもしばしお預け。
ただ、例えばサーモンのムニエルに小麦粉をはたくのも本来避けるべきなのだけど、それくらいはOKの独自ルールにした(味優先)
醤油をはじめとした調味料や化粧品に含まれる成分も誤差ということでOKにした。(禁酒に関しても、料理酒はOKにしていた)
これはやりすぎると続かない気がしたし、1ヶ月以上続ける気はなかったので(ズルズル続けてるけど)、真偽は定かではないが、復食する時に体が小麦を拒否してしまうこともあるらしいので、程々にしようと思った次第だ。
グルテンの危険性はぼんやり知っていたものの、まさか一生控えるつもりなんてない。
ただ私は小麦アレルギーは無いにしろ(調べたのめちゃくちゃ前だけど)、認めたくないけど、おそらく小麦があまり得意では無い体質な気がしている。
昨年末にジョコビッチのこの有名な本をパラパラと読ませていただく機会があった。その時は、こんなの無理無理!と思っていたのだが、次回の帰国の際は購入して(日本語で)きちんと読みたいと思っている。だって私も人生好転したいじゃん。
このなんちゃってグルテンフリーが正直、禁酒を超える寂しさである。(辛さは禁酒の勝ち)
我が家はランチが麺類のことが多かったので、お昼はそれぞれ別メニューを食べることになった。目の前で美味しそうなパスタやラ王を食べているのを見るのはけっこう辛い。
でも一応1ヶ月やると決めたし、1ヶ月経ったらまた食べる気満々だったので我慢できた。
私がお昼に食べていたのは、サラダ(ドレッシング手作り)、フルーツ、特製ヨーグルト、卵料理のローテーション。
これはある日の夕食。夜はいつもしっかり食べるようにした。よく冷えた白ワインがあれば完璧だがそこは我慢。
化学調味料は一切使っておらず、味噌汁の豆腐もオーガニック。
・運動
体力の低下をいつまでもコロナのせいにしている訳にはいかない。
毎日ストレッチをする習慣があったので、たまたま持っていたこれらが本当に活躍した。
今もnoteの下書きをポールの上に寝ながらスマホでポチポチ(?)書いている。
YouTubeのエクササイズ動画をいくつかローテーションと、お散歩を毎日。
本当はお外を思いっきり走りたいのだが、マスクが辛いし、暑いし、家の周りの道がいつも犬のう◯ちだらけ(しかもデカい)で恐ろしくて、せいぜい道を凝視しながらの早歩きしか出来ない。
・カフェイン断ち
カフェインなのでコーヒーだけでなく、紅茶、緑茶、チョコレートなんかも一切やめてみた。
カフェインを取ると貧血が出やすいと知ってから、控えなければとずっと思っていたので良い機会になった。
ひどい時は座っている状態から立ち上がる動きの時にいつも目の前が見えなくなり、数秒ほど指揮も相手も何も見えないまま歌っていたりした。(頼むから病院行ってくれ)
当時私はおそらく、板橋区で一番コーヒーを飲む人間だったと思う。
江古田の某喫茶店の店主にコーヒーを飲みすぎるのが悩みである旨を打ち明けた時、「私は1日5杯以上飲んでますよ、もっと飲んでいるかもしれません。(大丈夫かどうかは)人によると思いますよ。」と仰っていたのを覚えている。本当に人による。
あんなにバカバカ飲んでいたのに、急に飲むのをやめても離脱正直は出なかったし、意外と辛くなかった。頭痛はあったけど、その時ずっと雨続きだったから離脱が原因か不明である。
しかし、カフェイン断ちは3週目くらいに断念した。つまり私は1ヶ月持たずにコーヒーを飲んでしまった。意思の弱さに心底がっかりしたが、それよりもコーヒーを飲んだ時の多幸感が勝った。
アイスコーヒーにアーモンドミルクを少し入れて飲んだらたまらなく美味しかった。暑い日には余計美味しい!
カフェイン断ちは失敗したが、今のところ1日1杯程度に抑えられている。
どなたかオススメの美味しいカフェインフリーのコーヒーがあれば是非教えていただきたい。
そのほかにも、
・お菓子はもちろん全部やめる
・全てのジュース飲まない
・缶詰めなどの保存食をなるべく避ける
・加工肉とかそういう系全部避ける
・料理の際は砂糖を極限まで控える
・白米は2日に1回にして茶碗半分
・調理の油は基本的にココナッツオイルを使用
・プレバイオとしてバナナを食べる
・2日に1回チアシードを取り入れる
などのいかにも身体に良さそうなことを1ヶ月頑張って、ビタミンB・Cに加えてナイアシンと、腸活には欠かせないプロバイオティクスのサプリメントを毎日飲んだ。
はい、皆様お気づきの通り、禁酒の話どこいった?となったところで、次回に続かせていただきたい。
今回も長くなってしまいました。
お読みいただき、ありがとうございました。
ぴーえす
オーガニック、グルテンフリーとかってお洒落インスタグラマーとやってること同じなのに、なんでこんなに泥臭い記事になってしまうのだろうか。