コロナのせいで、化粧品ジプシー期の話
化粧をおぼえたての頃は、実家の洗面台が大変なことになっていた。
ご存知の通り私はやり始めると加減を知らない人間で、こじらせピーク時は19歳の曇りない肌になけなしのバイト代で買ったSKⅡを使ったり(今使いたいわ)、モロッコの泥で髪から全身を洗って風呂場を砂だらけにして親を悲しませたりした。
しかしそんな冒険もやがてひと段落し、ある程度お気に入りの品が決まってくると、金銭的にも肌的にも失敗が面倒になる。
季節によって多少使うものは変わるものの、とにかく流行り物はぐっと堪えて余計