家康が常食していた長寿の食べものとは

■家康の食べていたもの

戦国大名が乱立する中で、徳川家康が最後まで生き残り、天下を取れたのは、
日常でも戦場であっても「健康」を忘れなかったことも大きく影響していたようです。

とにかく塩気が大好きでお膳に塩の皿を必ず置かせたという織田信長、
とにかく豪華な食事が大好きな豊臣秀吉らになかった視点です。


実際、平均寿命が現代の半分ほどだったこの時代に
家康は75歳で亡くなる日まで健康寿命を保ちました。

そんな家康が毎日必ず食べていたもの。

それは


麦飯です。


家康は白米は食さず、
質素なおかずと麦飯で一生を通したそうです。



■いのちを左右する食物繊維

麦は食物繊維が多く、

食物繊維は
「第六の必須栄養素」といわれるほど大事。

人間の健康や思考などは
実は脳ではなく
腸が司っている

最近の研究で明らかになっている事実ですが

生命を左右する腸の健康を保つのに必須なのが
食物繊維です。

食物繊維は腸内の無数に生息する腸内細菌のエサとなり
腸内細菌の多様性が健康につながります。

知ってか知らずか、家康は大切な食物繊維を
毎食必ず取っていたことで
食事が養生になっていたと言えます。



残念ながら、白米にはそんなに多くの食物繊維が含まれているわけではありません。
炊いた白いごはん100g中にだいたい1.5g。

一方、麦、特にもちもちとした食感のもち麦は
非常に食物繊維が多く、12.6g含まれています。




■もち麦の効能

もち麦はそれだけでなく、いろいろうれしいことも。

・食後血糖値の上昇を抑える
 →すい臓の負担を減らし、糖尿病や動脈硬化の予防に

・便秘解消
 →いや~、これは驚きますよ。量が変わる!やわらかさが変わる!(個人の感想です)



■日々の食事に、備蓄に

今後、世界の食糧不足が日本にも波及すると考えられます。
多くの食物を輸入に頼る我が国ですから
現在の世界情勢、食糧事情を考えれば
来年あたりから非常に厳しくなるのは目に見えています。

私は米を備蓄すると同時に
もち麦を備蓄しています。

少ない食事の中でも豊富な食物繊維を摂取できれば
腸内環境の整備、つまりは生命の健康的な維持につながると考えているからです。



そう。
少量の素朴なおかずと麦飯で食養生し、
75歳の亡くなるその日まで健康を維持していた家康と
同じ食事内容です。



食糧難、食糧不足
なんていうと辛く辛抱のいる食事のように思えますが
家康と同じごはんを食べている、と思うと
なんだか趣があっていいですよね。


いま↓これを食べてますが、おいしいです。もちもちです。

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