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地域の自転車屋さんって優しいよねっていう話。

こんにちは。

春野太陽です。


今日は、大量の買い出し、まとめ買いをしてまいりました。

その前に自転車のタイヤに空気を入れにサイクルショップへ。

丁寧に空気入れの使い方を教えてくれて、

「定休日とか俺がいない日でもいつでも使っていきなー!」

と親切に対応してくれました。


その時にふと思いました。

『地域に根ざした自転車屋さんって、なんだかどこもすごくアットホームで優しいよなぁ。』


大きなホームセンターや自転車チェーンの店舗を除いて、

私が過去にお世話になった街の小さな個人の自転車屋さんは3店舗です。


最初の店舗は、高校の通学路にあった自転車屋さん。

高校生活の3年間、

友達4~5人でみんなで自転車で登下校する中、

月に一度の頻度でみんなでお店に立ち寄り

「空気入れお願いします!!!!!」

とお世話になった思い出があります。

集団で押し掛けても嫌な顔せず迎え入れてくれて

私たちの学校話も聞いてくれたり

高校生活を密かに見守ってもらっていたような

そんなあたたかみを感じます。


2店舗目は、私が今年の2月に車を手放した後、相談に乗ってくれた自転車屋さんです。

生活の都合上、突然車を手放すことになり

一人暮らしの大人に必要な生活距離が制限される困惑に見舞われた私。

そして、高校生以来の自転車に戸惑いました。

あの頃は親が選んでくれたけど、今は自分で揃えなきゃならない。

改めて本体や付属品やケア用品は何があるかを確認しなきゃ…。

それぞれの値段を計算して総額を確かめて…。

そんなふうに1から自転車知識を得ていく中で

地域の自転車屋さんにいろいろ相談させてもらいました。

夜間ライトの点灯の仕組みの違いで値段が違うとか、

毎日長距離で使うならこれぐらいのタイヤの耐久性だけど、たまに近所を乗るくらいならこのくらいでもいいよとか、

私の予算や生活スタイルを聞いていろんな役に立つ自転車選びをサポートしてもらいました。

マジであの頃の切羽詰まってた私にとって

ありがたき自転車屋さんのオーナーでした。



3店舗目は今住んでいるグループホームの近くにある自転車屋さん。

結局車を手放した後に買った自転車は、

大手チェーンの安売りの自転車を買いました。

でも、グループホームで生活を始めてから

その安売りの自転車のデメリットに気づいた。

買い物行く時、前のカゴじゃ入りきらない!

後ろに大きいものをくくりつけて持ち帰りたいけど、

リアキャリア(自転車の後方部の台)がない!

ちゃんとリアキャリア付きのいわゆるママチャリを買うべきでした。

私のはリアキャリアとかライト自動点灯とかも省かれた、

低コスト最小限機能に特化したシティサイクル。

そんなこんなでひとまずどうにかこの状況を打破できる策はないかと

近所の自転車屋を調べてその店舗にお邪魔しました。

この街に引っ越した事情とか、

自転車の性能で買い物が不便していることなどお話しさせていただきました。

お店の方も、私の今のシティサイクルに追加で取り付けられる荷物台の部品をいろいろ提案してくれて相談に乗ってくれました。

お話の末、取り付けにかかったオーナーさんが

サラッと「これ、裏にとっといてた訳あり品にはなっちゃうんだけど、定価の半分以下でいいからね」

えっ!!!!!やさしっ!!!!!!!

私が障害者だということを知って????

私が働けないからこの街のグループホームに越してきたっていうのを知って????

真意はオーナーさんの心に聞かないとわからないけど、

私の生活事情と金銭事情を汲んで、

少し傷あり商品でも安く提供できるものを、

と考えてくれたオーナーさんにめちゃめちゃ優しさを感じました。



今回、大人になって自転車と自転車屋に

改めて向き合って発見したことは、

【本当にいろんな人が自転車を使う】

ってことです。

なんて言えばいいかわからないけど、

車は免許を取らないと乗れないし、

免許持ってても買えない人もいるだろうし。

でも、自転車って免許なくても小さい頃から乗ってきたもので、

車がない人は移動手段として自転車を買うのはもちろんのこと

車がある人でも趣味としてスポーツサイクルなど購入したりします。

ママさんたちの家事を支える電動アシストとかもあるし、

子供たちの自転車デビューも成長の過程にあるし、

学生たちの青春に必ずあった乗り物だし、

ご老人用の低くてカゴが大きい自転車なんかもあったりして、


ほんっとうに、年齢や職業問わず、

みんなが自転車に支えられて生きている。

それってつまり、

自転車屋さんが私たちをずっとサポートしてくれていたってことなんだよなぁって

今になってすごく感じます。


街の自転車屋さんから感じるあのあたたかみは、

街のいろーんな人々を見てきて優しく見守ってきた

そんな歩みがあるからじゃないのかなぁなんてね。


自転車屋さん、ありがとう!!!!



2024.09.30(Mon)
春野太陽

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