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さとゆみさんのZINEを読んで、元彼の死について考えてみた

さとゆみさんこと、佐藤友美さんのZINEが届きました。

こちらの本は、クラウドファンディングのリターン品。さとゆみさんが毎日アップされているコラム「今日もコレカラ」が1年分収録されています。

何も考えず、ぱっと開いたページを味わうのが、ここ最近の贅沢。

ライター仲間である、叶井ゆきさんも以下のnoteでこちらのZINEについて紹介されています。

ゆきさんのnoteに書かれていた3月20日の内容が気になって、私も読んでみました。

コラムのタイトルは「生きている・死んでいる」。「知っている人が死ぬと悲しいのはなぜか」ということが書かれていました。

さとゆみさんは、以下のように述べていらつましゃいます。

 いや、むしろ、「私」の消滅が悲しいのかもしれない。
私の中にある、その人といる時にか発動しなかった「分人」が消滅するのが悲しいのかもしれない。

今日もコレカラ 佐藤友美・著 P225より

私の場合はどうか。考えはじめてすぐに思い浮かんだのは、高校2年生のときに付き合っていた「元彼」のことでした。

あまり人には話していないのだけれど、彼は20代前半という若さで亡くなっています。

そこで今回は、さとゆみさんのコラムを通じて、元彼の死について考えたことを書きました。

なお、いつも以上に繊細なテーマのため、私についてもっと知りたいって思ってくれる人だけに読んでもらえるよう、有料にさせていただきました。ご理解いただけますと幸いです。


元彼の死を知った夜

元彼の死を知ったのは、たしか私が22か23歳の頃だったと思う。Facebookでつながり、久々に会った、小学校時代の友人から聞いた。

亡くなった事実を知るまで、たびたび夢に元彼が出てくるので、ずっと引っかかっていた。きっと、ひどい別れ方をしたことによる激しい後悔が、夢の中に何度も彼を登場させたのだと思う。

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