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思考を1つ変えたら「稼ぐ力」を手に入れた話



「人は、やらざるを得ない環境に追い込まれたときに初めて変われる。」

私が稼ぐ力を手に入れた経験から得た1つの結論です。

現在はオンライン秘書として働き、8月に開業届を出して個人事業主となりました。

それまでの私は5年間、専業主婦として家事や育児に専念。

仕事から離れてすぐは、最高LIFEが始まったぜ~!の気分でしたが、徐々に「私なんてもう雇ってくれる場所ないんじゃない?」と思うようになり、自己肯定感は下がる一方。

そんな中、私の人生を大きく変える出来事が起こったのです。

突然の転機

2年前のある日、夫が運転中に突然「力が入らない」と言い出し、そのまま緊急搬送。検査の結果、体には問題はないと言われたものの、精神的な病気の診断を受けました。

夫はしばらく仕事を休むことになるのですが、当時の私は専業主婦で、収入のあてはゼロ。まだ子供は幼稚園に入る前だったため、すぐに働き始めるのは現実的ではありませんでした。

実家や義実家は遠方で頼れず、夫の回復も見通しがつかない。

「もし夫がこのまま働けなくなったら?」「夫がいなくなってしまったらどうしよう……」そんな最悪のシナリオまで頭をよぎりました。

夫に子供を預けられるような状況ではなく、働くなら子供が寝た後の深夜か早朝か?と夜な夜な調べる日々。しかし、この頃の子供は毎日夜泣きがあり、現実的に難しい状況でした。

私は泣き叫ぶ子供を抱きながら、なんにもできない自分が悔しくて一緒に泣いていました。子供の声にかき消されるから夫の部屋までは聞こえません。今思えば、この我慢せずに泣ける時間で、私は毎日リセットできていたと思います。

そして、心の底から思うようになりました。
「この先、私ひとりでも稼げる力を身につけなければ」と。

本気で行動を始めた日々

そう思ったものの、子供のことを考えるとすぐに仕事を始めることはできませんでした。

ひとまず手当や貯金に頼る決断をして、「将来のために何ができるだろう?」と、情報収集だけはコツコツと続けることにしたのです。

その間に夫は身体に合う薬を見つけ、少しずつ回復していきました。今では以前のように仕事を続けられるまでになっています。

そして1年半が経ち、子供が幼稚園に入園したタイミングで、本格的に仕事探しを始めました。それが在宅ワークを選んだきっかけでもあります。

自宅でできる仕事なら、夫や子供になにかがあっても稼ぐことができる。
それが私には最適だと思ったのです。

私が得た教訓

この経験から「人はいつ、どんな状況に陥るかわからない」という教訓を得ました。

あのとき夫が働けなくなり、私も無力だった経験があるからこそ、「自分で家族を支える力をつけたい」と本気で思えるようになったんですよね。

それ以来、いろんな案件に応募したり、講座を受講したりしながら、在宅ワークの経験を積む努力を続けてきました。

きっと夫の病気は一生付き合うものなんだと思います。だからこそ、短期的な安心だけにとらわれず、長い目で未来を見据えることが大切……そんな思いが私を動かしています。

やるしかない環境に飛び込む勇気

行動したいのにできない人には、あえてそういう環境に飛び込むことをおすすめします。

例えば、自分にはまだ早いと思う講座でも、申し込んでしまえばお金を払った分「やるしかない」となりますし、案件に応募すれば「ちゃんとできるかな」という不安よりも、目の前の仕事をこなすことに集中せざるを得なくなります。

そうして行動を積み重ねていくうちに、自然とスキルや自信が身についていく。行動の分だけ蓄積されることでしょう。

ただし、やりたくないのに無理に行動することはおすすめしません。大事なお金や時間を無駄にはしてほしくないので。

あくまでも、「やりたいけど怖い」「できるか不安」といった気持ちを抱えながらも、本当は一歩踏み出したいと思っている人に向けた話です。


おわりに

この日常はいつ何が起こるかわかりません。でも、そのときに備えるための「稼ぐ力」は、今からでも手に入れることができます。

必要なのは、たった一つの思考を変える勇気だけ。

「やらざるを得ない環境に飛び込む」――私はこの一歩を踏み出したことで、専業主婦だった自分を変えることができました。

また、専業主婦や会社員という安定した環境が「ずっと続く保証はない」ということも自覚する必要があると思っています。

何が起きても大事な人を守れる力をつけておく。これが行動できる原動力になるはずです。



とはいえ、行動を始めるのは正直、不安ですよね。
私もそうでした。でも、不安に思うのは当たり前。

人はみんなそんなに強くないから、誰かと支え合いながら進んでいくことも大事だと思うんです。だから、仲間を見つけたり、共感し合える場を探すのも1つの方法ではないでしょうか。

そうやってみんなが支え合いながら、自分らしく前を向いていける、そんな「まあるい世界」になったらいいなって思います。


……なんて、ちょっと壮大すぎたかな?

まあ理想は語ってなんぼですからね!!!



(完)

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はるね|オンライン秘書×幼稚園ママ
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