言うことは聞かないけど、やることは真似する子どもたち。
私は子育て7年目、7歳、5歳、2歳のお母さんです。
その傍らでミュージシャンもしています。
長男が1歳半の頃から転勤族になり、東京、福岡、富山、名古屋と地方をほぼ1年半に一度のペースで転勤を繰り返してきました。
そうなると、
幼稚園はどこにしよう?
小学校は?
習い事は?
と子どもの教育について、腰を据えて考えたくても、移動が多いとせっかく吟味したのにまた引越しして一から・・・ということばかり。
幼稚園、保育園なんて、子ども三人なのに一時保育とかも合わせるともう7箇所くらいお世話になっています(笑)
モンテッソーリの園や、シュタイナー 園に通ったことも。
でも、いろいろ通ってたどり着いた結論があります。
それは、
子どもは親が「何を与えるか」や「何を教えるか」よりも、
私たち親が「どう生きているか」、「何をしているのか」を一番よく見て、それを模倣するということ。
「言うことは聞かないけど、親のやってることは真似する」とよく言うけれど、本当にその通りです。
結局教えていなくても私が進んでしていることは子どもたちも気づいたら自然にしているし、言葉遣いも、態度も、全て私が意識せずにしている部分を一番子どもたちは吸い取っているなと思います。
私はミュージシャンということもあって、普段からいつも何かする時はいつも歌と一緒にしていることが多いです。
お片付け、ご飯作り、お風呂、お着替え、全部になんとなくメロディや節回しをつけて、子どもたちとやっています。
すると、最近上の子たちは自分で曲を作ったり、その曲を録音したり、作詞を始めたりしました。教えていないのに、面白いなと思います。
他にも、私はご近所さんとよくお裾分けをしたりして隣近所のおばあちゃんたちが元気にしているか様子を見にいったりします。
すると今では子どもたちも、何か自分でプレゼントを作ってはお隣さんの家に届けにいったり、誰かと「分かち合う」ということを教えていないけれど無意識にするようになりました。
もちろん、いいことばかりではありません。
がさつな私は必ず足元の空いている引き出しを足で閉めてしまいます。(笑)冷蔵庫の冷凍室の引き出し、子供たちの一番下段の引き出し。
しっかり、真似しています。これは反省です。(笑)
これは、行動だけに限ったことではなくて、例えば悲しいことがあった時、嬉しいことがあった時、物事との向き合い方も同じで、子どもたちは教えたことはやらないけれど、私と同じようにはします。
だから、やっぱり
子どもに「こうなってほしい」と思うのであれば、それを伝えるのではなくて、私たち親がそう「在る」ことが、何よりも大切なのだなぁ、と
改めて思う今日この頃です。
私もそんな風に親の姿を見て育ち、自分が気がついたら同じことをしているなぁ、と最近つくづく思います。
それは必ずしも全てが歓迎できることではないけれど、人はみんな不完全なのだから。
良いところも、できれば直したいなぁ、と思うところも、全部まずは受け止めて、上手に付き合っていけるといいなと思います。
私がそうすることで、子どもたちの中にも、「自分を許し、相手を許し、自分もまた許される」という愛のサイクルが育まれていってくれるといいなと思います。
今日のおやつは米粉のパイナップルマフィン。
塩麹を入れたらふんわり焼けました。
今週は子どもたちの運動会ラッシュでした。
みんなも、私もおつかれさま。
これを読んでくださっているみなさんも、1週間お疲れ様でした。
今週はたくさんの初めましての方たちにも、
メッセージやコメントいただけて嬉しい1週間でした。
みなさんにとって素敵な週末になりますように。
山口春奈