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ASD当事者が、登校の行き渋りの心理を語る。原因は1つではない!



行き渋りは、自閉症の子にとってはあるあるな問題だと思います。僕も行き渋りは酷いほうだったかと思います。

今日はその心理を語ってみますね。


行き渋りの心理


何が辛いのか分かっていない場合が多い。さらに、辛いことが多すぎて、辛いことが箇条書きでまとめることが出来ていないことが多い。

大人は「何が嫌なの?」と原因を一つに求めがちですよね。でも、行き渋る原因は複数存在しています。

購入しなくても大丈夫です。タイトルで色々な行事別に書いていると思いますが、この全部が嫌なのです。

一つこの記事を例に取ると、トイレで不登校編があります。こだわりや感覚過敏のせいで、トイレが怖くて学校行きたく無いなんて、あなたは普通に言えますか?言ったとしても理解してもらえるとおもいますか?言えないですよね?行き渋りをすることで守るしかないじゃないですか?そのことを子供は言語化できないだろうが、言ったらどうなるかくらいは分かるんです。

それで、全部嫌だ!と言っても「甘えるな!」と言われるのは流石に僕らも分かっていますので、泣いたり、部屋が出ない、行き渋ることで自分を守る方法しか無いわけです。

学校が変わらないからどうすることもできない訳で。

行き渋る事で、親に助けを求めている


相手の感情だけではなく、自分の感情にも気づくことが難しい自閉症者。発達障害の子は何も大人を困らせたいが為に行き渋りを起こしている訳ではありません。申し訳ないと思っているし、自分でも何考えているのか分からない。。。

でも1つ分かるのは、助けを求めているのは確実です。なんで?と聞いてしまうと、責められているように感じてしまいます。

何が嫌なんだろう?と一緒に考えてほしい。そう思っているのは確実。僕もそうです。

でも嫌なことを特定出来たとしても、思考停止した学校は何も変わらないし、意見を言った途端、モンスターペアレント扱いになる可能性が高いという親のジレンマ。

「何が嫌なの?」という質問が追い詰めるように感じてしまうのは、その答えが自分でも分からないからです。そのため、一緒に考えてもらえることが一番の支えになります。

行き渋りをしている子どもにとって、「何が嫌か」を具体的に知ってもらうことが解決への第一歩です。もしその場面で何が辛いのかを共感してもらえると、安心感が生まれます。


まあ思考停止した学校が悪いよね

せめて、親がまず、行き渋りの心理を単純に理解しないこと。一緒に苦しみを考えること。親が出来るのはまずそこだと思います。

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ASDの大学生 春野モカ 
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