あらためて、『アフリカ』とは何だろう[後編の前編]
(昨日のつづき)
もともと『アフリカ』は、ぼくと縁のある関西在住の、文学者たちによる雑誌だった。が、2010年、大阪を離れて府中に移ったあたりから、そのへんがよくわからない感じになってきた。
文学をやろうとする意識のない人たちが少しつづ、嬉々として参加して書くようになり、それがとてもよかった。
いつしか、"日常を旅する雑誌"というキャッチフレーズが浮かんできて、使ってみたら、「ぴったりですね!」と言われることが少なくなくて、なるほど、ではそういうことにしよう、と"日常を