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代表的なナンテンの剪定 【誰でもできる!!】
今回は、よく一般家庭に植えられている様々なナンテンの剪定方法についてお伝えします!
ナンテンの多くは、低木のものがほとんどで、剪定も誰でもできるほど簡単なんです!!
ナンテン(南天)
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【剪定時期】
基本的にはいつでも大丈夫ですが、強いて言うなら、新芽の伸び始める時期は、新芽を傷つける恐れがあるため気を付けましょう。
気候や葉の入れ替わり、枯葉等を考えると、秋~冬が作業しやすいかと思います。
①古い葉を取る。
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前年に伸びた分の枝(幹)から出ている古い葉を切って取りましょう。
長めに切っても、葉柄は枯れてしまって、見苦しくなるので、なるべく元(枝・幹)に近いところで切るようにしましょう。
葉を切るときに手でむしって取ると、幹の表皮まで剥けてしまうことがあるので、なるべく鋏を使うようにしましょう。
たったそれだけで、幹がしっかり見えて、すっきりします。
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今年伸びた緑色の部分の葉を残すイメージで、多すぎれば、今年の葉でも下から順番に切って、バランスを見ながら仕上げていってください。
逆に少なければ、前年の枝から出た葉でも残してバランスを取りましょう。
②不要な枝を外す。
ナンテンは、地面からまっすぐ伸びて、先の方に葉をつけ、伸びていきます。
みなさんが仕上げたい高さより大きくなったものをできるだけ下の方で切ってしまいましょう。
そうすることで、全体にすっきりして、風通しも良くなります。
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ナンテンは、ある程度どこで切っても、切り口の近くから、新しい芽が出て、その芽が上にまっすぐ伸びていきます。
そのため、中途半端な高さで切ってしまうと、そこから分かれて、新しい芽が出てしまって、まっすぐな幹になりませんので、注意してください。
ヒイラギナンテン
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【剪定時期】
ナンテン(南天)と同様、基本的にはいつでも大丈夫ですが、強いて言うなら、新芽の伸び始める時期は、新芽を傷つける恐れがあるため気を付けましょう。
気候や葉の入れ替わり、枯葉等を考えると、秋~冬が作業しやすいかと思います。
①古い葉を取る。
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基本的には、ナンテン(南天)と同様の剪定です。
注意点としては、古い葉の付け根にも葉が出ていることが多く、その葉を残すと見た目に悪くなってしまうため、なるべく元(枝・幹)に近いところで切るようにしましょう。
また、ナンテン(南天)と同様に葉を切るときに手でむしって取ると、幹の表皮まで剥けてしまうことがあるので、なるべく鋏を使うようにしましょう。
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今年伸びた緑色の部分の葉を残すイメージで、多すぎれば、今年の葉でも下から順番に切って、バランスを見ながら仕上げていってください。
逆に少なければ、前年の枝から出た葉でも残してバランスを取りましょう。
②不要な枝を外す。
こちらもナンテンと同じような性質なので、基本的には、ナンテン(南天)と同じ剪定方法で良いと思います。
ナンテンと異なる部分は、ヒイラギナンテンは、ナンテン(南天)のようにまっすぐ伸びにくいです。
そのため、仕上がりのバランスを見ながら、外す枝を決めましょう。
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また、枝張りを作るためにも様々な高さで、散らすように芽を出させるのも良いと思います。
七福ナンテン(オタフクナンテン)
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【剪定時期】
基本的には、いつでも大丈夫ですが、前述したナンテンとは、仕上がりが異なります。
そのため、なるべくフワッとした仕上がりにするためにも、新芽の出る前や伸び始める時期の冬~6月ごろがおすすめです。
①長く伸びた枝を外す。
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写真のようにひとつのかたまりをイメージして、それよりも目立って飛び出ている枝を切りましょう。
枝を切るときは、できるだけ下の方で切りましょう。
七福ナンテンも切り口の近くから新しい芽を出します。
そのため、少しでも葉を多く出させるためにも、剪定時期も芽の伸び始める時期に切るのが適しているかと思います。
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また、切りやすいところできると、どんどん大きくなる恐れがありますので、注意してください。
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正直、たったこれだけで、かなりすっきりします。
また、下記の写真のように1本切るだけでも…
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このように、たった1本でも、根元や石、地面などが見えるようになることもあるので、それだけでもすっきりします。
<補足>
なぜ、根元に近い部分で切るようにするかと言うと、これらのナンテンは、切ったところから芽を出してくれる特徴があるからです。
大きくするときは、長くなった枝を切らなければ、大きくできます。
しかし、逆に小さくしたいときは、小さな芽が出てきていないとかっこよく小さくできないことがあるからです。
小さくしたいけど、芽が出てないから、思ったより小さくならなかったということは、よくあることで、大きくして形を整えていくより、小さくかっこよくする方が難しいのです。
そのため、いつでも小さくできるようにできるだけ下の方で切るようにしましょう。
いかがでしょうか??
中高木と違って、脚立に乗らなくてもできる簡単な手入れなので、もしよかったら、ぜひ試してみてください!!
低木がすっきりしていると、お庭全体もすっきり見えると思います!
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