カシワの剪定【難易度☆】
今回は、カシワの剪定方法についてお伝えしたいと思います。
昔から縁起木として、植えられ、カシワモチでもお馴染みのカシワです。
意外と簡単に手入れはできるかと思います。
カシワの特性・剪定時期
落葉樹ではありながら、葉をつけた状態で年を越すことから、良いことを来年まで繋げるようにと、縁起木として、親しまれてきました。
また、昔は、家でもカシワモチを作る方がいたようで、そのために植えられることもあったそうです。
剪定時期としては、落葉に向かう冬がおすすめです。
この頃になると、春先に伸びる芽の出る位置がわかりやすくなります。
また、剪定することで、葉を減らし、落葉後の片付けも楽になります。
Step.1 ヤゴ・ヒコバエ、胴吹きなどを取る
これは、以前、【自分でお庭をすっきりさせるには!?】でも紹介させていただきましたが、まずは、これらの不要枝を取りましょう。
どんなに綺麗に手入れをしても、これらが残っていると綺麗には見えませんし、すっきりしません。
Step.2 枝を切る
前回、剪定したところから、何本か枝が伸びているかと思います。
その枝をよく見ると、小さな芽がわかるかと思います。
春先になると、この小さな芽が伸びて、枝になります。
そのため、この小さな芽を残すように枝を外しましょう。
ここで、重要なのが、幹に対して、外側に伸びる芽を残してください。
適当な長さで切ってしまったり、内側に伸びる芽を残すと、不要枝をわざわざ作ることになり、樹形を崩してしまいます。
そうするの、次回の剪定の際に外さなければならなくなります。
芽の出る方向が剪定によって、ある程度、調整できるので、その点に注意してください。
Point 切る枝の長さ
立枝や徒長枝については、できる限りの短く切るようにしましょう。
上の枝に干渉したり、樹形を崩してしまう恐れがあります。
横向きに伸びている枝に関しては、立枝や徒長枝に比べ、気持ち長めでも大丈夫だと思います。
前述した通りですが、芽の向きには注意して、できる限り外へ外へと伸びていきそうな芽を残しましょう。
補足
このように手入れをしていくと、丸坊主に近い仕上がりになります。
その時に、見た目から、小さな枝や細かい枝で葉を残すのも良いかと思います。
ただ、この残した小さな枝は、枯れてしまうことが多いと思ってください。
そのため、小さな枝で、木の形を作るような剪定は避けましょう。
あくまでも、現状の見た目で緑を増やすために残すようにしてください。
また、最終的には、落葉して、葉が落ちます。
落葉時の片付けを減らしたい方は、葉の根元の芽を痛めないように、葉を落としても大丈夫だと思います。
私たちも必要がなければ、その後の片付けの手間を考えて、基本的には、葉を落とします。
いかがでしょうか?
力強い枝が多いので、ノコギリや剪定鋏が必要になりますが、意外と簡単な手入れかと思います。
木自体も柔らかい方なので、割りと簡単にできるのではないかと思います。
終わりになりますが、地域によって、気候は大きく異なりますので、みなさんの地域に合わせた時期や剪定方法を選ぶようにしてください。
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