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CBDはパニック症に効果があったか?

20代半ばに一度だけメンタルクリニックに行ったことがあったが、その診察の際に負ったトラウマの影響で、精神科系の受診にはかなり抵抗があり、パニック発作が出るようになってからも、3、4年は何とか自力での回復を試みていた。

カモミールティーやアロマキャンドルなど、リラックス効果のあるものを色々と取り入れたが、一番効果を感じていたのはCBDだった。
日本でも一部ではCBDが受け入れられ始めていた頃だったかと思うが、まだ今ほど一般的(?)ではなかったので、最初は「大丈夫だろうか…」という抵抗感が多少なりともあったのを覚えている。

ニュージーランドに長期滞在していたとき、大麻はとても身近な存在であり驚いたのだが、どれくらい身近かというと、体感、「煙草の喫煙者はほぼイコールで大麻も嗜んでいる」という程だった。
周りの留学生や現地の若者のなかにも数人吸っている人がいたが、特に危ない雰囲気はなかった。*友人が購入するということで、売人?的な人物に会ったときは、さすがに近寄り難い感じがした。
それでも煙草すら吸ったことのない私にとって、大麻が吸われている空間は、当初かなりの嫌悪感があった。
だが徐々に、覚せい剤のように「一度手を出したら終わり」という訳ではなさそう、くらいの認識になっていった。

CBDを取り入れるか迷っていた当時、信憑性は別として、情報として「大麻の摂取により健康的メリットがある」ことは知っていた。
調べていくうちに、ハイになる成分(THC)が除かれていれば、合法であるのはもちろん、パニック発作や予期不安の問題を抱える私には効果的なのではないかと希望を感じた。

実際に購入使用していたのは、舌下摂取のオイルと経口摂取(私は舌下で溶かしつつ摂取)のグミで、前述のとおり喫煙経験がほとんどないため、吸うタイプのべイプを使用したことはない。

購入していたCBD製品
・グミ (ブロードスペクトラム、1粒あたり CBD 30mg, CBN 5mg 配合)
・オイル (フルスペクトラム、6.6%、1回あたり 0.5ml, CBD 33mg 配合)

取り入れ方
・通常は、常備しやすく苦みが少ないグミをメインに摂取していたが、(不安感からの交感神経優位による)口渇の際には、グミは糖分によるべたつきが気になるためオイルを摂取していた。
・1回につきグミ1粒 *2粒は強い睡魔に襲われた(ように記憶している)
・1回につきオイル0.5ml

効果について ※私感
①平常時に摂取して、「気持ちが落ち着く、リラックスする。*いわゆるチルの状態」というほどの効果はなし。
②何となく「胸がざわつく、落ち着かない、呼吸が浅い」と感じるときに摂取すると、それらが10~20分程でスッと消える。
③就寝前の摂取で「睡眠の質が上がる」というのが通説だが、私の場合は「夢見が悪い、寝汗をかく、寝起きが悪い」等、相性が良くなかった。*睡眠導入剤でも同様のため、少数派と思われる。

兎にも角にも、②の効果が私にとっては「命綱」程の価値があり、パニック発作予防に効果を感じていた。*現在は、処方された抗不安薬と抗うつ薬を常時服用しているため、CBDは摂取していない。

2024年12月12日から施行された大麻取締法改正により、日本国内で販売・購入可能なCBD製品の規制が厳しくなったが、消費者としては、引き続き信頼できるブランドや製品選びが重要なことに変わりない。

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