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【非常識な】本を買うべき本当の理由

こんにちは、ハルログです。

最近本を全く買わなくなってしまいました。以前はビジネス書や専門書、その他面白そうな本は積極的に買うようにしていたのですが、ここ一年くらいで購入したのはおそらく両手で数えられるくらいだと思います。

私が本を買わなくなった最大の理由は、“お金を出さなくても無料で有益な情報がいくらでも手に入る環境”があるのかなと個人的には思ってます。(あまりお金を使いたくない貧乏性ということもあるのかもですが。。)

今や、分からないことがあればGoogle先生やYouTubeで検索すればプロによる分かりやすい情報がいくらでも手に入ります。わざわざ本を購入して勉強したり情報を得るというのは、現代のスピード感や的にも効率的にも相応しくないとすら思ったりもします。


ただし、本を購入すること自体に意味がないかと思っているかというとそうでもありません。単なる情報集めのためだけでなく、「よし!これをやるぞ!」というコミットメントの目的で本を買うことがよくあります。

最近であれば、プログラミングの本を買いました。元々プログラミングは「できたら自分で色々ツール作れたりして便利そうだよなー」と思ってたのですが、デイトラのPythonコースでリアルにTwitterやインスタ、YouTubeの分析ツールとか、キーワードやハッシュタグの自動収集ツールも作れるということで、今年は本腰入れて挑戦してみることにしました。

ただ、デイトラってカリキュラム自体は実務的でめちゃくちゃ面白そうなのですが、全くのプログラミング初心者からすると結構敷居は高そう(デイトラPythonコースのレビュー記事めっちゃ見ました。)だし、費用も10万円前後かかります。

なので、まずはデイトラに取り組む前に、基礎文法のところは前もってある程度固めておかないと挫折するだろうな、と。

で、progateっていう有名なプログラミングを学べる学習サイトがあるのですが、まずはそこで無料で基礎から学ぼうということにしたわけです。


そして、progateで学習を進めていきます。このprogateは結構よくて、実際に練習問題で手を動かしながらプログラミングが習得できるので、非常に学びやすいと思います。実際、プログラミングって、コード書いてそれを実行してみて、しっかり意図した通りに動くかどうかが全てなので。

書籍のように知識だけリファレンス的に載っていても全く身に付かないと思います。


でも、それでも私はプログラミングの書籍を(確か三千円くらいしたと思います。)書いました。なんでか?

それは、「プログラミングを勉強するぞ!」という自分に対しての決意です。

もちろん、書籍が全く役に立たないかといえばそんなこともありません。一通り基礎的なところを学んでから、体系的に知識を整理したり、それこそ「あー、これどうだったけな。」というときの辞書代わりにリファレンスとして使うこともできます。


ですが、私がプログラミングの書籍を買った理由は、プログラミング学習に対して本気でコミットしていく、という自分に対しての意思表示の意味合いが一番強いです。

今までの経験上、何か学習をする上で最も上達させるものは、この「目標へのコミットメント」だと思ってます。

人間、いくらその瞬間は強い意志で「やっていこう!」と決意したとしても、時間が経つにつれてその想いの炎は段々小さくなっていくのが普通です。


どうしても、“想い“や“意志”といった捉えどころのないものだと、目標に向かって頑張り続けるのは至難の技です。

私も、毎朝の早起き、受験勉強、読書習慣など、今まで自らの意志の力を過信してきたが故に、数々挫折してきました・・。


なので、一度やると、本気でフルコミットすると決めたら、それを行動にして示すことです。

例えば、今回のプログラミングの書籍を買った、というのも今後プログラミングを本気で勉強していく、という決意を表した行動です。その行動のトリガーが自分の中に体験として刻まれることで、時間が経っても目標に対するモチベーションが下がりにくくなります。(一時的に下がったとしても、購入した本を見るたたびに思い出すことができます。)


このように、意志や気持ちを行動に移すことによって、その時の気持ちを真空パックするようなイメージです。そして、その行動を思い出すことをトリガーにして、その時の自分の気持ちを解凍して再度インストールするような感じですね。

で、この時トリガーにする行動というのは、ちょっと痛みが伴っていた方が良いです。

今回のプログラミングの書籍にしても、「あー、ちょっと痛いなぁ」という金額の方がより強いトリガーになります。これがKindleで百円とかのもっとお手軽な価格で実際の紙ではなくデジタルなデータだとしたら、あまり強い体験として心に刻まれないわけです。

「ま、いっか。」となりやすいですよね。

でも、「分厚い書籍を高いお金を払って購入した」という体験はより深く心に刻まれ、強いトリガーとなって学習のモチベーションを維持してくれます。


なので、「これを本気で学びたい!」というものがあれば、「ちょっと痛いな・・」という出費はあえてしたほうが良いです。「これだけ払ったんだから、しっかり学ばないと勿体無い!」と思ったらもうその時点で勝ち。

極論、その教材自体が普通にYouTubeやGoogle先生に聞けばわかるようなありふれた内容であったとしても、絶対に身につくことは多いはずです。(そもそも冒頭でも話をした通り、知識だけなら無料で転がっているものだけで十分なのですから。)


ということで、今日はこの辺で。

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