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【ママ1年目】7年前の私の話。

この記事はシリーズものとなっており、今回は3話目になります。

第1話はこちら→【社会人2年目&3年目】ここ10年の私の話。
第2話はこちら→【社会人4年目&妊娠~出産】8年前の私の話。


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さて今日は、私がママになった1年目の頃のことを綴ります。


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里帰りを終え、自宅に帰宅

里帰り最終日は、父のミニバスチームの子たちに会いに行ってきました。初めて我が子とバスケットボールリングとの写真🏀

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今から7年前の2013年4月、私は26歳でした。

出産前の2か月、出産後の1か月を実家で過ごした私は、自宅へと戻ることになりました。

正直私は不安でしかありませんでしたが、待ち望んだ家族3人での生活が送れるようになることも嬉しくて仕方ありませんでした。


里帰り中の私というと、生まれたばかりの我が子の小さな命を守ることに必死で、昼夜問わず寝たり起きたりしていました。けれど毎日仕事へ行く母からしたら、日中寝ている私を見るのは嫌気がさすようでして。母に悪気がないこともわかってはいるのですが、やっぱり幼少期のことも思い出してしまい心休まる時間ばかりではありませんでした。

そして何より、深夜の孤独・不安が私にはとても辛かった。時間問わず寝たり起きたりする新生児期。新米ママからすると泣いている原因なんて全然分からないし、こっちは眠くて仕方なくても我が子が寝ずに泣いていたらあやすしかありません。誰かに抱っこを変わってもらうことも、我が子が泣いている中、力尽きて眠ることもできませんでした。

そう、里帰り中は父が娘をお風呂に入れてくれたり、授乳や身体のことで母に支えてもらったり、食事も洗濯もしてもらったりと、とても有難い環境ではあったのですが、やっぱり私自身が娘として生きてきた日々を思い出し、一人辛くなってしまうことも少なからずあったのです。

家族3人での生活がスタート

初めてのちょっぴりの遠出は、やっぱりバスケ会場でした。
当時のプロバスケットボールリーグbjリーグのファイナル🏀大歓声の中でも熟睡だったので、やっぱり胎教で鍛えられたんだな~なんて思いました。

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そんな日々を乗り越え、「どちらに転ぶかな~」という思いを抱いて帰宅。

なんとキッチンは荒れ放題、赤ちゃんのお布団を置くスペースすら用意されていませんでした。

確かに夫は当時いくつもの仕事を掛け持ちしていたし、時間さえあれば私たちに会いに来てくれていたし、一人で食事を作ることなんてできなかったのでひたすらレトルトカレーばかり食べていたようでした。(ごはんすら炊けない人でした。ちゃんと教えたのですが、一人ではそんなことをする気にならなかったよう)

そこで私、カッチンと来てしまったのですよね。

「なんで布団置くスペース用意してないの!?」
「なんでキッチン綺麗にしてないの!!?」って。

今振り返ると全然大したことなかったと思うのですが、あちこちの身体の痛みを抱えながら必死に生きてきた私の赤ちゃんが生まれてからの1か月の苦しみ、痛みが全然わかってない!!って思っちゃったんですよね。おそらく産後のホルモンバランスの乱れもあり、なおかつ久しぶりに親の元を離れたという気の緩みもあったと思うのですよね。


そんな形でスタートした3人暮らし。

初めて3人でお出かけした時は、夫がベビーカーを押してくれました。あの時「家族になったんだな~」なんて想いでいっぱいでした。

当時は東京都に住んでいたので車は持っておらず、電車or歩きの日々。正直赤ちゃんを連れての移動は大変でしたが、それでも移動するときは移動していました。夫も本当によく助けてくれました。

でも、昼夜問わず寝たり起きたりする赤ちゃん中心の生活で、慣れない授乳や育児で、身体だけでなくやっぱり精神的にも辛かったんですよね。妊娠中はうつ状態でもありましたし、きっと、引きずった状態でもあったんだと思います。

ある日、たぶん些細なことで爆発して収拾がつかなくなってしまった私。初めて我が子を家に置いて、家から飛び出しました。多摩川の土手沿いにいたのですが、夫が娘と一緒に探しに来てくれました。本当に心身の限界だったのだと思います。身近に頼れる人は誰もいない、ママ友は全然できない、お金も減る一方、夫は仕事ばかりと、一人で背負いこみ過ぎていたんですよね。

そんな中、夫から「頭おかしいんじゃない?」「そんなに嫌なら実家帰ったらいいじゃん。」と言われました。本人は全く覚えていないそうですが、私はこの時本気で離婚を考えました。でも、いろんなことを乗り越えてきた仲だし、彼との子どもが欲しいと思ったのも事実。そして、彼が懸命に支えてくれているのは分かる。彼は彼なりに頑張ってくれている。何より私はこの子に父親のいない生活はさせたくない。と離婚をすることはやめました。

下された診断は…

そして私がとった行動は、精神科の受診でした。

下された診断は、適応障害。

授乳中だったため投薬はせず、とにかくゆっくり過ごすようにとのことでした。正直あんまり親身になって話を聴いてもらった感はなかったし、適当に診断名を付けられた感覚もありました。そして後から産後うつという症状を知り、当時の私を振り返ってみたらまさにこの状態でした。

おそらく診断名をつけられると多くの人は恐怖に縛られてしまうかと思うのですが、この時の私は違いました。なぜかホッとしていたのです。「診断名が付くということは、やっぱり夫が言っていたように私おかしかったんだな~。」って思えたんです。

その病院では特にカウンセリング等は行っていなかったため、その後特に通院するということはありませんでした。けれど、「このままではいけない。私自身辛すぎるし、何より大好きな夫にまで迷惑をかけてしまう。そして愛する我が子のためにも本気で笑える母親でいたい。」その想いから様々なカウンセリングや手法を行っているところを探し始めました。けれど、なかなか赤ちゃんがいても大丈夫なところは当時全くなく、本当に苦労しました。

ゲシュタルト療法との出会い

そんな日々の中、ゲシュタルト療法を行っている場所を見つけました。一番最初は個別カウンセリングなので赤ちゃん同伴でも良いとのこと。藁にも縋る思いで、我が子と一緒に向かいました。

カウンセリングと言っても、その時はただ私の現状を話すだけで、「次、ワークショップをやるから来てもらっても良いけれど…。」という雰囲気。正直「これでその金額取るのかー!?」と思ってしまいました。けれど、当時まだ娘は月齢が低かったので動き回ることもなかったため、子連れでワークショップに参加できるとのことだったので申し込みました。


初めてのワークショップの日。間違いなくこの日から私は変わりました。

「今、あなたのところから何が見えますか?」
「今、どんなことを感じていますか?」

このような質問から始まったワークショップは、私にたくさんの気づきと癒しを与えてくれました。

「私、こんなこと感じてたんだ。」
「私にはこんな世界が見えてたんだ。」

ただ、今、何をどう感じているかといった質問だけで、すべてが私の内側に戻って来る感覚がしたのです。生まれて初めて、「私は今、ここに生きている。」と思えた瞬間でもありました。

その後、座布団を人に見立ててその人は自分に対してどんなことを言っているか・思っているか、自分がその人になったつもりで話をしたり、他の方がされるのを見て感想を言ったりといった時間を過ごしました。

そう、ここで私は自分がいろんなことに気が付きやすい、一の話から十の話が見える、人のことを自分のことに置き換えられる、といった素質を持っていたことに気が付いたのです。(いわゆるHSPの特徴ですね)

カウンセラーさんが3人、確か私ともう1人の方が参加していたと思うのですが、皆さんに絶賛していただきました。「これだけでそこまで理解できるなんてすごい~!!」「ゲシュタルト、向いているね!!」と。

こんな形で人から褒められた・認識されたことはなかったので、本当に純粋に嬉しかったことを今でも覚えています。

確かここへは数回通ったのち、我が子も動き回るようになったので自然と離脱しましたが、ゲシュタルト療法との出会いは私の人生を大きく変えてくれたと今でも感じています。本当に感謝しています。


そんな日々を送りながら、我が子は初めての誕生日を迎えました。

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生後3か月になるちょっと前。よくこれやってたな~。

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国体も見に行きました。閉会式もなかなかの見ものでした☆

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ちょっととびますが、離乳食、私もよく頑張った!!いろんなものが食べられるようになり、無事に1歳を迎えることができました。

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今日はここまでとなります。

いや~、振り返ってみるとやっぱりいろんなことがあったんですね。。

特に産後の不安や孤独、そして痛みは、やっぱり経験者じゃないと分からない部分だと思います。私には誰一人話せる人がいなかった。辛かった。でもだからこそ、ゲシュタルト療法に出会い、私が今、何を感じているかを知り、学ぶことができたように思えました。

だから私はこの時の私のような人のために、『今』『私』をキーワードにしたノートを作成しています。そのノートに書きこむことで、『今』『私』を見つめることができ、「今の私は何を感じ、見ているのか?」「本当の私は何を求めているのか?」といったことを把握できるようになります。

一人でも多くの人が自分らしく生きられるように、そんな想いを持って活動していきます。

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