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[NBAプレーオフ1stラウンド]ミルウォーキー・バックスvsマイアミ・ヒート 第二戦

 昨年、1位シードだったバックスがヒートにカンファレンスセミファイナルで敗れました。奇しくも、同じ組み合わせになった1stラウンド、現在バックスが2連勝しています。
 第一戦はオーバータイムにもつれ、最後にクリス・ミドルトンがクラッチショットを決め、バックスが2点差で勝利しました。そんな大激戦になった第一戦とは対照的な試合になった第二戦を振り返ります。

[NBAプレーオフ1stラウンド]ミルウォーキー・バックスvsマイアミ・ヒート 第二戦〜圧巻の第1Q〜

 第1Qの点差がそのまま試合の結果につながりました。バックスのシューター陣はブリン・フォーブズを中心に手がつけられませんでした。3ポイントを4本連続で決めたフォーブズ、交代で出てきたパット・カナトンも絶好調でほとんどの3Pを決めました。
 もちろん、シューター陣の調子が良かったことは間違いありませんが、PGのドリュー・ホリデー、エースのヤニスが縦横無尽にチャンスをクリエイトしていました。ホリデーは終わってみれば15アシストという数字を残していました。バックスオフェンスはやりたいことが全部できる、というような状態で本当に好き放題オフェンスしていました(笑)ほぼ全てのオフェンスが点につながっていました。
 結果、1Qだけでバックスは50点近い得点を重ね、26点のリードを獲得しました。その後は2Qが1点差、3Qが2点差、4Qが5点差で全てバックスがリードと、大きな差はありませんでした。試合結果は終始、1Qの大幅リードが活きました。

[NBAプレーオフ1stラウンド]ミルウォーキー・バックスvsマイアミ・ヒート 第二戦〜ヒートの立て直し〜

 第一戦とは打って変わって大敗を喫したヒートでしたが、決してただ負けたわけではありません。
 実際、
・ジミーが去年なら決めきれていた1on1が得点源にならなかったこと
・トレバー・アリーザがヤニスを止められないこと(昨年はジェイ・クラウダーがうまく止めていました)
・アデバヨが自身のアタックをせず、ポイントセンターとしての役割を果たせなかったこと
・その結果、シューター陣も活きなかったこと
・バックスディフェンスを全く崩せなかったこと
など問題は多くありましたが、ドウェイン・デッドモンがインサイドで躍動していたことはかなりの+要因でもあります。アデバヨとの併用を試みたり、ヒートはヒートでいろいろ試しつつ、負けたという印象でした。

 どのようにバックスの硬いディフェンスを崩すのか、ヤニスを止めるのか。この2つは特に重要な点ですが、HCのスポールストラも経験はめちゃくちゃ豊富です。第三戦、どのように切り返してくるのか非常に楽しみです。

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プロバスケットボール選手/せきのはるく
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