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非恋愛至上主義

いま、とある方のエッセイ本を読んでいる。

主に恋愛について書かれているものだ。
今から20年ほど前に出版されたものらしいけど、
共感できる反面、うーんと首を傾げる描写等も多々ある。
大学生の時にも同じような本を読んだことがある。
そこには、独身女性や「アラサー」「30代」という独自のブランド?、そして闇のようなものすら感じた。
自身を揶揄している部分もあったり。
周りの友達が結婚して焦りを感じているだとか。
相手の年収がどうだとか。女としての自信がどうこう。。
女々しいのと、女の弱さが集約されているようで生理的にむりだ。
生理的に、ということは自分にもきっとそのような部分があるのだろう。

ようは、その手の時代なのか?はたまた
本当にそういう蔓延っている、充満させようとしている価値観が苦手なのだ。
「30代女子の葛藤」ってやつかな。

よって、題名は書かないが、私は今読んでいる本にひどく嫌悪感を示している。なぜ手に取ったのかというと、タイトルには凄く惹かれたからだ。
しかし、中身を見ていると、私の目指している女性像とはまるでかけ離れている。
これは、時代のせいなのか私にそういう部分がないからかよく分からない。

しかし、放っておくと、この本の中の女性のようになってしまうのはよく分かる。
結婚に焦り、妙に経験だけ積んで賢くなって、
その分現実的ではあるが、相手を打算で見ていたり、
結婚という形、周りからの見え方、女としての自分に苦しんでいる感じ。
あー無理だなぁ。

だってこの本の著者、まるで恋愛のことしか考えていないんだもの。
彼には色んな趣味があって朝、仕事に出掛けていくけれど、私はカフェによってまったり彼との昨日を振り返って微笑む…。とか、ごめんなさい無理です。
わかるけど、無理です。、
彼には色んな趣味があって冷たいじゃなくて
自分ももっと頑張りなよ、あなたには何もないの?
どうして四六時中男の人のことを考えてるの?
愛されてることを実感して微笑んで、彼の給餌係だか
優しいマリア様のような存在になっちゃ、、
いや、そこに喜びを感じている人もいるのだから
あまり言えないけれど、私は嫌だ。

だってある意味ずっとそんな自分になりたくなくてずっと頑張ってきたのだから。
私も頭の中を好きな人一色にして、世界が全てその人中心に見えていた。だが、そんな風な片思いはきっと本当の意味では実らない。

趣味や習い事を色々見つけて興味を広げ、
一人で旅行に行って目の前の景色を存分に楽しむ。
私だけの時間、邪魔をさせないために
好きな人すら入り込んでこないように、石を少しずつ積んで、私だけの世界を創るために
頑張ろうと、ちょっと気持ちわるいけど
とにかく依存せずに頑張っていこうと思っている自分には、過激な内容だった。
だが、改めてきちんと自分の人生を相手を支えるためじゃなくて(あくまで私の話)自分の人生を生きるために頑張ろうと思った。

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