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ジブンゴトとタニンゴト~より良く生きるために必要な考え方~

2022.3.10 Thu

自分の人生は自分が主人公じゃないといけない。
すべてのことを自分ごととして捉えて生活しよう。
他人事はよくない。

全部間違っていないし、自分もそう信じて生きてきた。

でも最近、そんな自分ごとの人生を生きるのはとても難しいことだと認識している。

最近彼女が就職先での研修が始まり、毎日大変そうにしている。

でも、自分には何もできない。

励ましてあげることしか出来ない。

「辛いけど一緒に頑張ろうね」

そう励ますものの、もし自分が逆の立場であったら、もしくは同じ境遇であったら、こんなこと言えないかもしれない。

彼女を応援する気持ちはあるけど、彼女には彼女の人生があり、自分も自分の人生がある。そう割り切っている節もある。

それは冷めているとかそんな感情ではなく、彼女のことはずっと考えられるし、楽しかった思い出を振り返ることはいくらでもできる。

でも、それだと自分の人生に成長はなくなってしまうし、前に進めない。

だから自分の人生を進まないといけないし、彼女の人生は彼女が乗り越えていくと信じ、応援することしかできない。

それは、彼女とはいえ自分とは違う他人であるから。

他人のことは冷静に見れるし、客観的に考えることができるのに、自分のこととなるとなかなかそうはいかない。

自分の人生は自分しか生きれない。

自分でしか変えられない。

そう思うことがいつしか、自分の人生のブレーキや足かせになってしまっているのかもしれない。

自分以外の誰かには客観的に考えたことを言えるけど、自分のこととなると行き詰まり悩んでしまう。

それは、自分のことを自分ごとの視点だけで捉えてしまっているからだと思う。

主観で生きているから、その時の感情に左右されてその場の判断や決断をしてしまう。

客観的な視点を持てなくなってしまう。

それは、自分の人生を自分ごとだけでしか見えていないから。

ここが意外と落とし穴なんだと思う。

自分の人生は自分ごとで生きろと言われるけれど、実はそれだけではなく、自分のことを他人事として捉える視点も必要不可欠で、それが今の自分に最も足りないことのような気がしている。

すべて自分ごとで考えようとするから、感情が邪魔して決断に踏み込めない。

悩む時間ばかりが増え、なかなか行動の変化を起こせなくなってしまう。

それでは現実世界は何も変わらないし、成長もない。

悩む時間を短くし、その分行動していれば得られる価値はずっと大きくなるはず。

だからこれからは、自分の人生に対して自分ごとだけでなく他人事の視点も持って生きるようにしよう。

案外そのほうが冷静に自分のことを捉えることが出来るような気がする。

一方で、情動的であることは自分の長所でもあると思うから、それはなくさずに共存させ、うまく使い分けていくことが大切だと思う。

ジブンゴト=主観=感情=本能
タニンゴト=客観=冷静=理性

本能的で感情に左右されるジブンゴトをコントロールするための、客観的で理性的なタニンゴトの視点を意識して日々生活していこうと思う。


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