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スイスコロナ禍一人旅行記【ベルナーオーバーランド編②】

皆さん、こんにちは!
前回に引き続きスイスの旅の記録をまとめていきます。

今回は前回の続きでベルナーオーバーランド編2回目となります。前回の記事が気になる方は是非下のリンクから確認してみてください!

今回も2日分の旅の記録を一気にまとめていきます。
旅の工程は下記の通りです。

3日目:
ブリエンツ→ピラトゥス→ルツェルン

4日目:
ベルン→戻ってきてインターラーケン観光

それではスタートです!


ブリエンツ・ロートホルン鉄道

ベルナーオーバーランドの観光3日目は一番詰め込んで観光した日となりました。この日はルツェルンインターラーケンエクスプレスでブリエンツに向かい、その後ピラトゥス、ルツェルンを巡るというコースで観光しました。

インターラーケンからブリエンツまでは約30分で行くことができます。駅に着くと目の前がブリエンツ・ロートホルン鉄道の乗り場になっているのですぐに気づくことができるはずです。

ブリエンツ駅
目の前には湖が広がっています

このブリエンツ・ロートホルン鉄道は、フルカ山岳鉄道同様に蒸気機関車になっています。往復で96CHFかかりますが、リージョナルパス・ベルナーオーバーランドを持っていれば無料で乗ることができるので所持している場合は必ずこのチケットを提示しましょう!3日間分のパスを購入しましたがこの1回で半分以上元が取れました。

ロートホルンへ向かう登山鉄道です。

ここから約1時間かけて頂上の展望台を目指します!

勾配もかなりのもので、ビッグサンダーマウンテンやスプラッシュマウンテンのリアル版だと思ってもらえればイメージが湧きやすいと思います!

頂上に向けて出発です

湖の色が美しいです。

ブリエンツ湖が美しいです
こんなところを走ります
ブリエンツの街と湖を見渡すことができます

ぐんぐん坂を登ります。

だんだん頂上に近づいてきました。

線路が見えますがここをずっと登ってきます

一度山に隠れて見えなくなった湖が見えると頂上です!

少し天気が崩れてはいましたが、頂上からの眺めは最高でした!ホテルもあるとのことなので興味がある方はこちらの宿に宿泊してみてはいかがでしょうか?

頂上付近からの眺め、インターラーケンの街まで見えます

途中に給水所があり、水を補給する様子も見ることができます。手を洗ったりしていました笑。

給水所となっている駅
給水している様子

再び、ブリエンツ駅に戻ってきて次の電車まで時間があるので少し街を探索します。ブリエンツの他の見どころとしてはスイス木工ミュージアムバレンベルク野外博物館があります!

街の至るところにこのようなモニュメントがあります。

スイス木工ミュージアムを発見!

スイス木工ミュージアム
ブリエンツ湖
のどかな街並み

ピラトゥス展望台

ルツェルン行きの電車が来たので乗り込みます。次はピラトゥス展望台に行くためにアルプナッハシュタート駅に向かい、そこから登山鉄道で展望台を目指します。

アルプナッハシュタート駅に向かいます

実はこのルートはゴールデンパスラインのルートの一部になっていて、湖をいくつもみながらルツェルンを目指します。

ゴールデンパスラインのルートにもなっています

インターラーケンからルツェルンに行くだけであればベルン経由の方が早いのですが、実際に乗り比べてみると景色はブリエンツ・マイリンゲン経由の方が良いです!

途中で普通電車に乗り換える必要があったのでSarnenという駅で降りました。ここからアルプナッハシュタート駅までは約10分ほど。

アルプナッハシュタート駅に着くとちょうど赤い登山鉄道が駅に着いた頃でした。駅を降りて急いでチケットを購入します。スイストラベルパスを提示すれば50%引きで購入することができ、チケットを購入するとチョコレートももらえます!

チケットとチョコレート
ケーブルカー乗り場

スリルだけであればこのピラトゥス登山鉄道が一番だったかもしれません!それもそのはずでこの登山鉄道は世界一急勾配になっている電車だからです。

途中すれ違います
こんな急勾配を登ります

スリリングな40分間が終わり頂上に到着しました。さらにすごいのがこの電車が開通したのがなんと19世紀という点です。凄すぎる!!

頂上駅から下を見るとどれだけの勾配を登ってきたかが分かります

そして例によって頂上にホテル&レストランがあります。こんな断崖絶壁によく建設したなと感心します!

展望台の様子1
展望台の様子2

頂上からはルツェルンはもちろんのこと、中央スイスの景色を一望することができます!!

頂上からの風景1
頂上からの風景2

ルツェルンへ

景色を堪能してルツェルンへ向かいます。登山鉄道で下山してそこから電車で向かうというルートでも問題ないのですが、ロープウェイとバスを乗り継ぐというルートもあるためこっちのルートで向かうことができました。

ここからは40分ほどの空中散歩がスタートします!

下山のため乗車したロープウェイ

ようやく麓に到着し、ルツェルン行きのバスが発着するバス停に向かいます。バス停は歩いて10分ほどですが迷うかもしれないのでGoogleMapで位置を確認しながら歩いた方が良いです。

ようやくバス停を見つけてバスに乗り込みました!

ルツェルンに到着です!

ルツェルン駅

スイス交通博物館

ルツェルンには旧市街地などの見どころがありますが、一番有名なのはスイス交通博物館でしょう。この博物館は展示品の数などがヨーロッパの中でも最大になっていてアトラクションなども多数ある巨大な博物館になっています。

Sバーンかバスで行くことができますが、今回はSバーンで向かうことにしました。ルツェルンからは1駅です。

Sバーン
交通博物館の最寄り駅

スイス交通博物館に到着しました!本当に大きかったです。

工事中でした

展示品については噂通りもの凄い数で、宇宙船・航空機・船舶・ロープウェイ・鉄道など様々な種類の乗り物が展示されていました

入り口
航空機エリア
子供が乗れる模型が走っていました
広場の様子

博物館内には、なぜ船舶やロープウェイが動くのか原理を理解するための模型が設置されているのですが中でも感動したのがヨットが進む原理とスエズ運河などにある高低差がある海面を進む際の模型が設置されていたことです!

ヨットの模型 ヨット部に入部した時にこれが見たかった・・
ロープウェイの模型

我が母校である東京海洋大学にもこの模型を設置して良いのではないかと思いました。非常にイメージしやすいです!

車や鉄道のゾーンも展示品の数がすごかったです。あまり詳しくないので車種などはさっぱりですが、きっと好きな人が見たら飛びつきそうな展示品が沢山ありました。

自動車エリア
鉄道エリア
トンネルの模型 スイスは山が多いのでトンネルは重要です
こんなところにもチョコレートショップがありました。本当に好きなんですね

子供向けにもアトラクションがあるため家族連れで訪れても楽しむことができる施設なのでおすすめです!

ルツェルンを探索

交通博物館を見たあとは、一旦ルツェルン駅まで戻り、地球の歩き方に掲載されていたおすすめの散歩ルートを辿ってみることにしました。駅を出たあと美術館を見て、旧市街地、カペル橋、ライオン記念碑を通るルートになります。

美術館

そんなに離れていないため1時間もあれば探索することができると思います!

街が川に反射+曇っていて雰囲気が出ています
教会
橋から1枚
橋を渡ります
旧市街地を進みます

有名なライオン記念碑までやって来ました!隣には氷河公園があるのですがなんと閉館時間となっており入れませんでした・・。

ライオン記念碑
氷河公園

インターラーケンへ帰宅

ルツェルンの街並みも楽しんでインターラーケンに帰宅します。夕食は駅の売店で売っていたフライドフィッシュ&ポテトです。この時既に19時を回っており、ルツェルンインターラーケンエクスプレスの最終便も出てしまったため、帰りはベルン経由で帰ることにしました。

フライドフィッシュ&ポテト

ローザンヌ行きの出発を待ちます。

ローザンヌ行きのIR

約1時間でベルンに到着し、インターラーケン行きの電車に乗り換えます。乗り換えたのはこの旅行中3回目のICE!!ですが20分ほど遅延していました。

ベルン駅に到着!
夜遅かったのであまり人はいませんでした
電車が遅延していたのでしばらく駅で待ちました

結局、インターラーケンヴェスト駅に帰って来たのは22時となりました笑。こんな遅い時間まで周辺の街を探索できるのは滞在型だからこそですね!グリンデルワルドだけでなく周辺もみたい場合にはこのように滞在型にすることをおすすめします!

ICE

乗ってきたICEはなんとはるばる北のベルリンからやってきた電車とのこと! お疲れ様です。

ベルリンから来たそうです。長旅ですね。

この日は帰ってすぐに寝ました。

ベルン観光

ベルナーオーバーランドの観光4日目は、少しゆったりとしたプランにしました。ベルンを観光し、午後はインターラーケンの見切れていないところをみるというプランです。

午前中からベルンを観光したかったので早めに移動しました。天気はこの旅行中初めての雨・・。ですがスイスの首都ベルンには博物館が複数種類あるため雨天時の観光でも心配ありません!

旧市街地には昔の街の様子がそのまま残っていますが駅はかなり近代的になっていてそのギャップがまた面白いです。しっかりとした政策に基づいて街を発展させてきた証拠ですね!

ベルン駅
駅構内

まずは、一番の見どころである旧市街地の街並みを楽しみます!

旧市街地
東に向かってこれと同じようなモニュメントが置かれているので目印になります。

時計塔牢獄塔などを抜け、ニーデック橋に向かいます!

牢獄塔
時計塔
ぐんぐん東へ進みます
美しい街並みです。こういうのはヨーロッパじゃないと見れません。
ニーデック橋
ベルンの街 晴れてきました!!

ニーデック橋を抜けるとクマ公園があります。ここでは本物のクマを見ることができます。ベルン州は州のマークにクマが採用されていることもありクマとは深い関係にあります。

クマ公園

クマ公園を見たあとは、連邦議事堂、ベルナー・ミュンスターを巡りました!

ベルナー・ミュンスター
連邦議事堂

そしてここからトラムに乗って少し南に行き、博物館を観光しました。この一帯にはベルン歴史博物館、スイス射撃博物館、自然史博物館などが固まっており、全てスイストラベルパスが有効となっています。今回は、歴史博物館と自然史博物館を見ることにしました。

歴史博物館前の銅像

歴史博物館にはアインシュタイン博物館も併設されておりこちらも見どころになっています。

アインシュタイン博物館
自然史博物館

自然史博物館では動物の剥製など様々な生き物の生態を知ることができます。その他、山が多いスイスならではの展示エリアがあり雪山で遭難した人を助ける山岳救助犬について取り上げられている展示エリアがありました。

おそらくヨーロッパの歴史上でも最も有名な犬がその山岳救助犬であるバリーなのではないでしょうか?博物館にはバリーの剥製の他、頭蓋骨が展示されています。本当に優秀な山岳救助犬だったようです!

山岳救助犬のバリー!!

博物館も堪能し、ベルンに別れを告げてインターラーケンに戻ります。とても良い街でした!!

インターラーケンの街を散歩

午後はインターラーケンに滞在できる最後の日ということもあり、まだ見ていないところを散歩しました。

インターラーケンヴェスト駅前などはガヤガヤしていますがアーレ川を渡ると結構静かになりのどかな雰囲気を楽しみながら散歩することができるのでおすすめです!

オスト駅
ヴェスト駅周辺の様子 1
ヴェスト駅周辺の様子 2
ヴェスト駅周辺の様子 3
ヴェスト駅周辺の様子 4
ヴェスト駅周辺の様子 5 アーレ川の色が本当に綺麗です。

途中でカモに出会いました。かなり人間慣れしているのか近づいても逃げたりしませんでした。

カモさん
寝ているからでしょうか?こんなに近づいても平気でした。

ここまでかなりハードなスケジュールで回って来たのでゆったりと休むことにしました。

出発の朝

そして、とうとうインターラーケンを離れる日がやって来ました。この日はフライトの前日で出国72時間前のPCR検査を受けるためにチューリッヒに移動するプランでした。

朝のヴェスト駅

名残惜しいですが、インターラーケンに別れを告げてチューリッヒに向かいます。

ベルナーオーバーランドは非常に素晴らしい観光地でした!
スイスを訪れる際はぜひインターラーケンに寄ってみてはいかがでしょうか?感動すること間違いなしです!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

皆さんも良い旅を!!


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