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コンサル1年目向け読本

去年、人材紹介の営業からコンサルに転職して早1年。
インプットのためにそれなりに書籍・Webを漁ったので、棚卸しを兼ねてまとめていきたいと思う。

まず、前提として、若手コンサルのうちに重宝されるのは、専門知識よりもまず、

・論理的/理性的に「聞く・理解する」「構造化する」「話す・アウトプット」することが出来ること(論理性・コミュニケーション力
・プロフェッショナルとして期待されるきれいなスライド作成が出来ること(無駄のないデザイン性
・短時間でアウトプットが作成出来ること(効率性

かなと思っていて、背伸びをせずに上記を一歩ずつ着実に身につけていくための書籍・PDFをまとめた(つもり)。

社会人1年目のころにくすぶっていたころの自分のような人たち届いたら嬉しいな。

振る舞い/思考法

コンサル一年目が学ぶこと

結論から話す、相手の期待値を把握する、ロジックツリー、仮説思考など、コンサルタントが研修明け最初の3ヶ月の現場で叩き込まれることが凝縮され簡潔にまとめられている。

外資系コンサルのプレゼンテーション術

「プレゼンテーション術」とタイトルにあるけれど、実際には包括的な問題解決・課題解決に関する解説書になっている。『イシューからはじめよ』『考える技術・書く技術』など思考法の名著と言える書籍の考え方も散りばめられているので、ロジカルシンキング・問題解決系の本は数多あるけれど、まずはこの一冊を手にとって通読するのが良いのではないかと思う。

成長マインドセット

仕事に疲れたときにたまに読み返したい本。
”なぜ仕事をするのか?”という問いに向き合わせてくれる。

PowerPoint

PowerPointはきれいなスライド・チャートを見て学んで、感動して、真似をするのが一番良い。

Gojo & Company 会社説明資料
色彩やフォント・レイアウトの統一はもちろんのこと、各項目は3行以内に収めるなど随所にこだわりが見えるので参考にしたい。

最近見たスライドで一番美しいと思ったのがTaejunさんの会社説明資料で、
色彩やフォント・レイアウトの統一はもちろんのこと、各項目は3行以内に収めるなど随所にこだわりが見えるので参考にしたい。

資料はこちら → 資料

データ視覚化のデザイン シリーズ

noteユーザーなら誰でも知っているかもしれないけれど、@goandoの「データ視覚化のデザイン」シリーズは言わずもがな参考にしたい。

ノンデザイナーズ・デザインブック

こちらも言わずと知れた良書。その名の通り、デザイナーではない人向けにデザインの基本・セオリーを図解を用いて説明されている。レイアウトや配色など参考になることが多い。

伝わるデザインの基本

基本的なデザインの考え方の解説に加えて、
悪い例/いい例を比較して整理しているのがわかりやすい。


「コンサル企業名 + PDF」で検索

有名なコンサルティング企業は官公庁のプロジェクトでスライドを作成していることが多い。そのため、「コンサル企業名 + PDF」で検索すると体裁の整ったチャートが掘り出せることが多い。

Excel

外資系金融のExcel作成術: 表の見せ方&財務モデルの組み方

こちらもTaejunさんの著書。「表の見せ方」とあるように、無駄なく・必要な情報を・きれいに表に表現するための技法が散りばめられている。私は、マウスを使わずにPCを操ることをモットーとしているのだけれど、完全にこの本の影響を受けている。

Excel 最強の教科書

「最強の教科書」とタイトルにあるように、ショートカットの使い方/各種機能の使い方/表の見せ方…などが網羅的に解説されているので、辞書的に活用すると良いと思う。中級者を目指す入門書という感じ。

Word・ビジネス文書作成

外資系コンサルのビジネス文書作成術

Word・ビジネス文書はこの一冊で十分だと思う。ツールの使い方から、成果物の作成方法、ビジュアルまで網羅的に解説されている。

巻末のサンプル文書はこちらからダウンロードできる → こちら
(むしろ、サンプルをベースに書き方を学んだ方がいいかもしれない。)

新しい文章力の教室

完読される文章をいい文章とした上で、どうすれば完読されるかを解説している。この本がマスター出来たらシンプルでリズム感のある文章がかけるようになるんじゃないかな。具体例が多いのでとてもわかりやすい。

スタートアップ

起業の科学 スタートアップサイエンス

スタートアップに関する丁寧な解説書。スタートアップ 各フェーズの実践的な方法論について、かなり体系的に書かれている。都度辞書的に参照したい。

アジャイル開発

アジャイル開発の進め方

麻生情報システム専門学校が作成している「アジャイル開発の進め方」がアジャイル開発(スクラム)の興りから、そのプロセスまでをビジュアル化して網羅的に説明しているのでわかりやすい。

資料はこちら → 資料

エンジニアリング組織論への招待

やや内容は学術書のようだけれど、アジャイルの考え方を組織論まで広げた本で個人的には面白かった。アジャイルの目的を①目的不確実性、②内容不確実性、③方法小確実性、④コミュニケーション不確実性の課題を解決する手段と捉え、ソフトウェア開発に限らないアジャイルの可能性について示してくれる。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

概念的なアジャイル/スクラムはわかったけれど、具体的な導入イメージが想像できないよ!と思ったときに参照したい本。標題にあるように、1人からスクラムチームを作っていく流れが ストーリー仕立てで展開される。

以上、ここまで読んでくださった方のお眼鏡に適う本が一冊でもあれば幸いです。

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