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#黒柴
もしも猫が…。嘘をつかないとは何かを考えて勝手に胃が痛くなる話。
家に帰ったら珍しく鍵が締まっている。
鍵を探して手間取っている間、玄関の扉の向こうから左下の隅に対してどんどんとエネルギーが高まっていくのが分かる。ようやく開けると、隙間からぼあっと黒いのが絞り出されてき、次の瞬間、反対に躍動し、廊下にタっと立つと、伸びをして「あお」と言った。
「あくびなのか挨拶なのかはっきりしようよ」
と言うと、しっぽを振って
「それより庭に」
と言う。そして犬の額ほ
家に帰ったら珍しく鍵が締まっている。
鍵を探して手間取っている間、玄関の扉の向こうから左下の隅に対してどんどんとエネルギーが高まっていくのが分かる。ようやく開けると、隙間からぼあっと黒いのが絞り出されてき、次の瞬間、反対に躍動し、廊下にタっと立つと、伸びをして「あお」と言った。
「あくびなのか挨拶なのかはっきりしようよ」
と言うと、しっぽを振って
「それより庭に」
と言う。そして犬の額ほ