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【私の本棚#7】人生論


「人生論」。人生とは何か、人の幸せとは何か考えたくて選びました。この本は、「人生とは何か」という問いに対して正解が書かれているというわけではないです。むしろ、トルストイさんがもがき、苦しんでいる様子が全面に出ています。宗教、過去の偉人たちの言葉を紐解き、一体どうしたら日とは幸せになれるのか、どうか教えてください、イエス様、ブッタ様と懇願しているようにも感じます。そして同じことをいろんな角度から考察しています。また使われている言葉も難しく、読みにくさを感じずにはいられない。

それでも我慢して読み続けてみるとふたつの考えが浮かんできます。

・人は自分の幸福を手に入れたいと願っているが、自分の欲求を満たすだけでは幸福は手に入らない。人生を充実させるには苦しんでいるものへの愛の奉仕だ。

>>例えば、年収を上げたい、いい家に住みたい、可愛い洋服を着たい。それを満たしても人間は幸せを感じるのは、ほんの一瞬で。またすぐに別の何かを欲するようになる。堂々めぐるにより、魂をすり減らしてしまっています。

・なぜ人は苦しむのか。人間の生活は、ごく幼いときから罪を意識し、その過ちを正すことによって成り立ってきたのである。自分のうちに誤ちが多ければ多いほど、私や他の人の苦痛も多くなること、私が自分の誤ちを正せば正すほど、私や他の人たちの苦痛が少なくなり、私の手にいれる幸福は大ききくなる。

>>これは、小さい頃両親からにたような言われたことがあります。日頃の行いが悪いと神様はちゃんと見ているよ。自分がここぞというときにバチが当たる。いいことと悪いことだったら、みんなにとっていいことをしなさいと。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。気に入ってくれたかたはスキを押していただけると嬉しいです。


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