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読書記録36📚「グッバイ・ヒーロー」横関大
<あらすじ>
ピザを届けるのが俺の仕事だ。
それがたとえ、拳銃を持った男が立て籠もっている場所でも。
立て籠もり現場にピザを届けることになったバンドのリーダー、伊庭亮太。だがそこにいたのは、腰の低いおっさんだった。託されたメッセージ。奇しくも今夜は大切なライブの日。だけど困っている人がいたら助けなければならない。おっさんと亮太の長い一日が始まる。次々くり出される意外な展開が止まらない!
<レビュー>
⭐️⭐️⭐️
ストーリー展開がわかりやすくてサクサク読めるのでいいのですが、その分物語がチープに感じて少し残念だった。
あらすじの通り、ピザ屋のバイトが配達中に事件に巻き込まれて、そこで出会った「おっさん」を手助けすることで次々に面倒なことに巻き込まれていく。でも人を助けないと気が済まない主人公の亮太はどんどん介入していって…
というお話。
なーんか、単純すぎというか漫画すぎというか、今の私はもう少し登場人物の心理に触れた深い小説を求めているので(知らんがな)、物足りない感が残りました。
あと、途中でいきなり第二部に入ります。いきなり場面が数年後のお話にチェンジ。○年後•••みたいな、こうゆうのは好みなのでワクワクして第二部は一気読み。
うーん、ここもまた展開的には面白かったし最後は感動もしたけれど雑さが感じられる。もう少し丁寧に仕上げてほしかったな〜。