ロンドンのベーカリーブームは続く。人気店4選。
数年前からロンドンでじわじわと浸透している、おしゃれベーカリー。
目新しいメニュー、洗練された内装、ロゴや包装のデザインから、エッジーなライフスタイルを連想させるお店が増えました。有名チェーンもあれば、ローカルのお店までがその流れに乗っている。
近年、食の選択肢が広がり、ロンドン在住としては嬉しい限り。わたしは、肌感覚ですが、イギリスのEU加入がいろんな食文化をロンドンにもたらしてくれたんだろうな、と思います。
日本や韓国と比べて、流行りが長く定着する傾向があるロンドン。10年以上前に流行り始めたタピオカは、未だにじわじわと安定的に浸透し続けている。最近、新しいタピオカ店を地方でも良く見かけることがあり、本当にスローだけどステディーなペースで、という印象です。
そんな感じで、近年ロンドンで流行っているベーカリーブームもまだまだ続くのではないかなと思います。そこで、今回は人気店4選をご紹介したいと思います。
JOLENE
もう知っている方も多いのでは?ベーカリー兼レストラン兼ワインバー。の有名店「JOLENE」。何店舗か構えており、レストランは落ち着いた、アーシーな雰囲気。
メニューは日替わりで、黒板に記されるスタイル。(インスタでもその日の黒板がアップされる)王道のありふれたメニューではないので、お料理が出てくるまで、想像を膨らませて待ちます。
ベーカリー専門のJolene Colebrooke Row 店は、Angel 駅の近くにあるので、中心地から行きやすくて嬉しい。
FORTITUDE BAKEHOUSE
「FORTITUDE」という名の通り、私が食べた感想は、スイーツ系もセイヴォリー系もものすごいバタリーでパンチが強め。私には少し重め。しかし、ティックトック効果なのか?毎日列ができているくらい人気。
POPHAMS
おしゃれさんが集う「POPHAMS」。昼間はベーカリー、夜はパスタ屋さん。
ここは、個人的にはどちらかというと、雰囲気を楽しむために行く。お客さんもクリエイターらしき人が多数。さすが東ロンドンの London Fields 、アートや音楽、デザインなどのクリエイティブなシーンが盛んなエリア。ギャラリー、カフェ、バー、レストラン、そして独立系のショップが多く立ち並び、若者やアーティストに人気。地元のアーティストや小規模なビジネスが集まる場所としても知られています。ちょっと王道な観光エリアから外れた、よりリアルなロンドン生活(おしゃれ)を味わいたい方にはオススメです。
また、厳選されたホームウェアを販売している「POPHAMS HOME」イニシアティブをスタート。地元のクリエイターたちがワークショップを行うスペースや、定番のペイストリーに加え、ミーティングやパネルルームがあり、クリエイティブなハブ的スペースを設けている。パンを嗜みながら、クリエイティビティーを楽しむ、面白い試み。
BUNS FROM HOME
最近よくロンドンの街中で見かける、「BUNS FROM HOME」ができたのはコロナ禍。
ロックダウン中に仕事が恋しくなっていた創業者のバーニーが、母ミミのキッチンを借り、近所の人たちのためにペイストリーを作り始めたことからスタートしたそう。注文が殺到し、そこから雪だるま式に、最初のお店を開店、今では18店舗まで展開。という驚きの速さのサクセスストーリー。バーニーの母ミミさんもよくお店のカウンターに立っているそう。18店舗、大体の観光名所付近にあるので、旅行中の方も行きやすいのでは。
ヘビーで濃厚なパンが多く、日本人には少々重めかもしれない。だけど、しっかり食べたという満足感があり、これはこれで、他につままなくて済むから良いのかもしれない。笑
私が疲れた日についつい買ってしまうのが、バニラ味のカスタードクリームがたっぷり詰まったこちらのパンです。テイクアウトしかありませんが、コーヒーと一緒に、ロンドン散歩のお供にするのが、同時にカロリーも燃やせてオススメです。笑 ちなみにイギリス人は「歩く」ことが「買い物に行く」と同様レベルの、アクティビティーです。
今回は4選ですが、またいくつか紹介していきたいと思います!