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「ずるい」は本当はずるくない。


人が自分よりいい思いをしているのを見て「ずるい」と思ったことはないだろうか。

私も人生の中で何度も体感してきた。

「身長が高くて腕が長い人はいいボールが投げれてずるい」

そう思っていた時期もあった。

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2019年10月5日、6日に車椅子ソフトボール国際大会のボランティアに参加してきた。

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私は1年半留学していたので、英語はそこそこ話すことができる。

となると、他のメンバーよりも外国人とのコミュニケーションが有利なのは想像したらわかると思う。


贔屓されまくった2日間

そこで何が起こったかと言うと、たくさんの外国人選手が私にギフティングをしてくれた。

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Tシャツだけでも4枚、そして毎年変更するジャケット。

他のメンバーはネックレスやブレスレットはもらっていたけど、これだけたくさんの服をボランティアスタッフがもらうのは、我ながら異常な数と思った。

逆の立場だったら「ずるい」という感情を抱いていただろう。

事実、周りからも「どうやってその服もらったの?!」と声をかけられたし、かなり価値のあるものを頂いたのだと感じた。


贔屓をされた理由は〇〇〇〇○

では、なぜ私だけがこれだけ贔屓されてギフティングされたのか。

自分のスキルを最大限に活かして、外国人選手たちに「おもてなし」をしたからだ。

英語が話せたのは正直私だけじゃなかった。

他のメンバーの中には、英語がわかっているのにそれを全面に出さない人たちも結構いて、正直もったいなさも感じた。

私より英語が話せる人もいたし、なんなら毎年参加している人もいるので、今大会に標準を合わせて話すこともできたと思う。

「ずるい」って思うことって「努力でなんとかなってしまうのに今やっていないこと」の裏返しではないだろうか。

もちろん、容姿、身長、どうしようもできないことはある。

今から石原さとみになりたいと言ってなれるわけではない。

しかし、可愛くなる努力は絶対できるし、「あの子かわいいずるい」と言っている暇があるのなら、かわいくなる努力をしたほうが何倍も人生幸せになれる。


英語だってそうだ。

自分たちは「ネイティブで日本語を話せる人種」であって、アメリカ人は「ネイティブで英語を話せる人種」なだけである。

英語を話したいと思うなら、今この記事を即効閉じて簡単な英語勉強を始めたほうが何倍もいいに決まってる。


英語を話せる日本人のほとんどは、間違いなく努力をしている。(それを努力だと思っておらず、楽しいから話しているという人ももちろんいるが)

自分が「ずるい」と思っている人たちと同じフィールドに行くには、努力するしかないのだ。


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今大会は、自分で自分を客観視したときに「ずるかったな」と思う。

2年前までTOEIC110点、スポンサー0のわたしが英語を話せるようになり、スポンサー15社と契約して認知度も上ってきた。

このおかげで、ファンの方からポカリを差し入れしてもらったり、寒くて凍えそうになったらファンの方から上着を貸してもらったり、外国人の人達と休み時間にソフトをしたり、ギフティングたくさんしてもらったり…。

控えめに言って最高だった。

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これからも「ずるい」と言われる側を追い求めていきたいし、向上心を持っていきたい。

悔しかったら「ずるい」側に回れるよう努力しよう。

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