
52.【東京広島物語②】前に進むから壁が出現するにしても、そんな一気に来なくてもいいじゃん。
さて。
前回はこちらでした。早くも第二弾。
生きていると、俺そんなに悪いことしたっけな〜、と思うほど理不尽な壁が立ちはだかることがあります。
ただ、壁が現れるのは前進している証拠だよ、というのも聞いたことがあります。
本当にやってくるんですよね。
しかも厄介なことに、まとまって、いくつも。
壁はいいんだけど、何もそんな一気に来なくてもいいじゃん。
って当時思いました。ほんとに。
壁は前進した者の前に現れる
そもそも、僕にとっての前進は、働き方や生き方を変えていきたいなぁという思いから始まりました。
元々40年間も同じ企業に勤めるぞ!と思って就活をしていたわけではありませんでした。
なんで40年もその会社があると信じられるのか、謎だったからです。
あと、今まで同じコミュニティに属していた歴は、だいたいの人がMAX6年間(小学校)なのに、この数ヶ月でこの先40年決めろ、って、全然意味がわからなかったのです。穿ってますね。
おかげさまで就活戦線は大苦戦し、唯一受かった企業に就職しました。
そして頑張って仕事を覚えて2年が経ち、目標だった新人賞を獲りました。
ただそこから見えた世界は、まだまだ狭かったでしょうが、どれだけ頑張っても、爆発的な結果を出しても、この未来かーと思っちゃって。
本当は違うかもしれないけれど、僕にはそう見えて、そう感じて。
理想ってなに?
本当は、どうなりたい?
偶然の出逢いがあって、僕は自分にそう問いかけるようになって、そこから努力の方向性を考え始めました。
よきご縁がきっかけで、新しい道を知りました。
新しい生き方を見ました。
新しい世界に立っている人と出逢いました。
その世界へのチャレンジが、僕にとっての初めの一歩でした。
進むから壁にぶつかります。
壁の方からは、わざわざやってこないのです。
壁ってなんなの?神様ってタイミング謀ってるの?
よくわからないけれど、新しく踏み出そうと宣言したその二日後、広島転勤を命じられました。
会社の仕事もしながら、新しいことに取り組もうと思っていました。
そのタイミングを見計らったように、広島転勤、と。
これから何を学ぶかぶっちゃけ全然理解してなかったし、これが何につながってくるのかという、完璧な確証が最初からあったかといえば、全くなかったです。
あるわけないですよね。全部を理解できるわけないですよね。
今までの自分と違う場所へ行きたいとチャレンジしているわけですから。
知らない世界へ飛び出す勇気は、よっぽど危ない世界以外は必要なんじゃないかなって思います。
変わりたいと思っているのに、自分の知っていることばかりで周りを固めていくなんて、そんな都合のいい話があるわけないです。
ということで、学ばせてくださいと宣言してきた以上、来ないと筋が通らないなと。
広島になったのでやめました、って二日前の僕はどこに行ったんだと。
ここで引き下がると、またモヤモヤが残って終わってしまう。
正体が一向に見えない想いを抱えたまま、チャンスかピンチか分からない機会をふいにしてしまう。
そう思って、優先順位とか、仕事をどうするかとか、時間の使い方を決めるとか、わからない世界に踏み出すとか、他にも親兄弟のこととか。
いろいろ重なるんです。
ただ、自分に嘘はつかないように。
自分が苦しくなるのは嫌だったので、その最もつらい状態が自分の心に嘘をつき続けている状態だなと。
それだけは避けたいなと。
とは言っても、はいわかりましたときっぱり決断できなかったから、7ヶ月間という期間を経ることになったのです。
さっさと東京戻って、本腰入れて学べばよかったのにね。
さてそれでは、何が良くてそんな東京に執着していたのか、っていうのを次に書こうかな。
で、お前のチャレンジってなに?っていう。
自分の変化のきっかけの話を思い出すと、なんだか懐かしいような、身の引き締まるような、そんな思いを覚えます。
③では、僕がなぜそんな考えになったのか、何にチャレンジしようと思ったのか、その辺をまとめてみます。