382.「実質賃金」は下がり続けている
実質賃金という言葉があります。
「名目賃金/物価上昇」で計算される指標のことです。
手にする給与としての賃金だけでなく、実際に使えるお金の分を指すそうです。
賃金が上昇しても、物価がとんでもなく上がったら実際に使えるお金としては下がる。
そんなイメージですが、そのイメージ通りの現象が近年ずっと巻き起こっているそうです。
賃金の上昇よりも物価の上昇の方が高い。
給与が増えたように感じても、実際に使っているお金は少なくなっている。
今後も実質賃金が下がっていくのであれば、会社の賃金だけでは厳しくなってくるかもしれません。
可処分所得も減少傾向にあるといいます。
さて、実際に使えるお金が減っていく中、それを傍観しているだけでは巻き込まれて終わりそうです。
コンビニの商品も、10年ほど前と全然違います。
他にも物価の上昇を感じる場面は多々あるでしょう。
その世の中の動きに対して、どういった対策ができるでしょうか。
少しでも使えるお金が増える方がいいですし、未来に向けても増やしたいですよね。
副業の活動もより活発になってくるかもしれません。
税金対策、リスキリングなど、いずれにせよ新たな挑戦に取り組む人が増えそうです。
知識をつける必要もあります。
実践をする必要も、新たな環境に身を投じる必要も、今までやってこなかったことをやってみる必要もより高まってきます。
上記のリンクを見ると、欧米諸国と比べて日本の数値がほぼ変化のないことがわかりますね。
今後の日本の情勢や実質賃金の変遷も頭にいれて、これからの人生設計も検討していくことが大事なのかもしれません。
世界の動きに巻き込まれますか?
それとも、今から何か対策を講じ、具体的に行動に移しますか?
仕事を頑張る、新たなチャレンジをする、夢や目標に向かって努力することの意味は、この実質賃金の動きを知るだけでも十分ではないでしょうか。
こうした時事問題、勉強したほうがいいこと、知っておくべきことの発信もたまにはしていこうと思います。